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笑顔神社  作者: 亀乃長命
136/288

ようこそ笑顔神社へ(136)小説的三分間

今日の予報は、

〈座る 時々 寝る〉

人にはそれぞれの物語があります。

そして、物語を作るのは自分です。

つまり大袈裟にいうと、人は皆、書いていないだけで小説家なのです。


というわけで今回は、

〈小説的三分間遊び〉

のお話をしようと思います。


ちなみにこれは、簡単な日記ではありません。

無機質なスケジュールの記録でもありません。


【三分間の自分物語を書くのです】


切り取る場所は、いつでもかまいません。

未来の三分間、過去の三分間、どちらの三分間でもかまいません。

ちなみに未来の三分間の場合は、必ずそれを実行します。


とりあえず亀さんがこれからお手本を見せます。

ちなみにこれは、前日に書いたものです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


2022年◯月◯◯日


朝、6時39分に、アラームが静かに鳴りました。

ハッと起きた亀さんは、それを1秒以内にとめました。

神経が過敏なので、だいたいすぐに目が覚めます。

それからサッと体を起こし、笑顔神社に向かって正座をしました。

鏡を見ると、何とか顔が確認できるくらいの明るさでした。


〈二礼・二拍手・笑顔・一礼〉


最近、とてもいい笑顔です。

スッと立ち上がり布団を片づけて顔を洗いに行きました。


顔を洗いながら、ここにくるまでの間にオレンジ色の物体が視界に入ったことを思い出しました。


少し考えて、それが清見さんだということが分かりました。

ちなみに清見さんとはミカンのことです。


顔を洗いながら考えました。

今日、初めて口にするものは、トマトジュースか、それとも清見さんか。

結果、亀さんは温かいコーヒーを飲むことに決めました。


タオルで顔を拭いて、すぐに清見さんのところに行きました。

数えると6つありました。

とりあえず冷蔵庫を開けると、玄米茶が美味しそうでした。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


こんな感じです。

だいたい三分間です。


亀さんは今朝、これを実行できませんでした。

できなかったので、あとで訂正しました。


月日が流れて、例えば9年後にこの文章を読んだら、きっと笑えることでしょう。

懐かしいなぁと思えるでしょう。


具体的に三分間を切り取って文章にすることは、まるで動画を撮影しているようです。


皆さんも、自分が主人公の物語を三分間だけ書いてみませんか?


ぜひ、おすすめします。

ようこそお参りくださいました。

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