ようこそ笑顔神社へ(129)究極の幸せとは
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
この神社が、必要な人の所に届きますように。
参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。
※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
黄色三日月のカウンターで〈The Manhattans の Shining Star〉を聴きながらスパイシートマトジュースを飲んでいると、鶴さんが現れました。
そして、言葉が空気に溶けてしまわないようにゆっくりと静かに話し始めました。
【人間の究極の幸せはよっつあるそうです。
・ひとつめは、人に愛されること
・ふたつめは、人に褒められること
・みっつめは、人の役に立つこと
・よっつめは、人に必要とされること
いかがですか?】
言われてみれば、確かにその通りかも知れません。
ということは、このよっつを満たすことができたら〈究極の幸せ者〉になれるということです。
それではひとつずつ考えてみましょう。
・人に愛されるにはどうすればよいのでしょう?
・人に褒められるにはどうすればよいのでしょう?
・人の役に立つにはどうすればよいのでしょう?
・人に必要とされるにはどうすればよいのでしょう?
これらは、みんなそれぞれに答えが違うと思います。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ここからは、先ほどのよっつを元に発展させた亀さんの考えです。
つまり、亀さんにとっての究極の幸せです。
それらを書いていきます。
・互いに愛し合えること
・互いに褒め合えること
・互いに必要とし合えること
このみっつです。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
それにしても鶴さんは、いつもいろんなお話をしてくれます。
自然と感謝の気持ちが溢れました。
「鶴さんって、いろんなお話を知っていて本当に凄いですね。
いつも亀さんの役に立っています。
鶴さんは、亀さんにとって必要な存在です」
それを聞いた鶴さんは照れくさそうな、それでいて幸せそうな顔でした。
ようこそお参りくださいました。