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笑顔神社  作者: 亀乃長命
127/288

ようこそ笑顔神社へ(127)柿太郎③

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

この神社が、必要な人の所に届きますように。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

翌朝、三人で鬼ヶ島に行きました。

そこには、赤鬼や青鬼が300人くらいいました。


驚くことに、島一面に芝が生えていました。

さらに驚くことに、鬼たちのパンツが汚れていました。


それを見たおじいさんとおばあさんは狂喜乱舞しました。


二人はボス鬼にかけ寄って言いました。

「芝を刈らせてください!!」

「洗濯をさせてください!!」


それを聞いたボス鬼は、

「いいけど、金は払わんぞ!!」


二人は間髪入れずに、

「いらんわいっ!!」


そして、おじいさんは持参していた鎌で狂ったように芝を刈り、おばあさんは鬼たちの汚れたパンツを一斉に脱がせて、持参していた洗濯板の上に乗せ、すぐ近くの川に洗濯に行きました。


悪いことばかりしてきた鬼たちは、そんな二人の姿を見て涙が溢れてきました。

〈なんて尊いお姿なんだろう〉

それは、生まれて初めての感情でした。




〜つづく〜

ようこそお参りくださいました。

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