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笑顔神社  作者: 亀乃長命
125/288

ようこそ笑顔神社へ(125)柿太郎①

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

この神社が、必要な人の所に届きますように。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

日常生活をしていると、たまにこのフレーズが頭の中に流れます。


【むかし、むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました】


さてここからです。

いつもここから何通りにも変化します。

それでは、今日の変化を書いて行きます。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


おじいさんが、いつものように芝を刈っていると、突然、頭の中の神経が繋がって、瞼の裏がピカッと光りました。

それと同時刻、洗濯をしていたおばあさんにも同じことが起こりました。

二人は同時に叫びました。


「閃いた!!」


おじいさんは芝が生えているところに火をつけて、すべて焼き尽くしました。

「どうして今まで気がつかなかったのだろうか?

そもそも芝さえなければ刈らなくもよかったのに!!」


おばあさんは、洗濯物をすべて破棄しました。

「どうして今まで気がつかなかったのでしょう?

そもそも洗濯物さえなければ洗濯しなくてもよかったのに!!」


二人は歓喜の雄叫びを上げながら帰宅しました。

そして、それぞれがしてきたことを話しました。

「すごい!!」

褒め称え合う二人。

これで働かなくてもよくなったのです。

二人はのんびりと暮らしましたとさ。


めでたしめでたし……。


と、そんな風にはなりませんでした。




〜つづく〜

ようこそお参りくださいました。

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