ようこそ笑顔神社へ(124)好き→努力→運
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
この神社が、必要な人の所に届きますように。
参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。
※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
〈好きこそ物の上手なれ〉
というのは、亀さんの好きなことわざのひとつです。
意味を簡単に説明すると、
〈シンプルにそれが好きだから一生懸命に練習していると、結果的に上達していました〉という感じです。
それとは別に、
〈努力は必ず報われる〉
という言葉があります。
意味を簡単に説明すると、
〈一生懸命に練習したら必ず目標が達成できる〉
という感じです。
亀さんはこの言葉から〈好き〉という気持ちを感じません。
それに楽しそうでもありません。
むしろ苦しそうです。
けれども、アスリートの人たちは〈努力〉という言葉をよく口にします。
※ここまで手探りで書いてきましたが、今、ハッと閃きがありました。そして、その意味がほんの少しだけ分かりました。
もしかしたらこの言葉は、極限の世界を目指した人が最終的に辿り着く言葉なのかも知れません。
もしかしたら〈必ず報われる〉と信じ込まなければ、遥か高みに辿り着けないのかも知れません。
アスリートが口にする〈努力〉という言葉は、亀さんの知っている〈努力〉ではなくて、〈壮絶〉という言葉と同じ意味だったのです。
つまり、
〈好きこそ物の上手なれ〉
では、ある程度の高みにまでは行けますが、その先に必要なのは、
〈努力〉
ということなのでしょう。
そのことは、アスリートだけではなくて他のジャンルの人にも当てはまると思いました。
もちろん、好きでその仕事をしている一般のサラリーマンにもです。
そして、報われるか報われないかは〈運〉も関係してくるでしょう。
ちなみに、運のいい人と悪い人との違いは何となくご存知かと思いますが、その項目のひとつに〈笑顔〉が入っています。
【幸運は笑顔を好みます】
このことは皆さんも経験したことがあると思います。
最後は笑顔のお話になってしまいましたね。
ようこそお参りくださいました。