ようこそ笑顔神社へ(123)春に花が咲く
これは空想の神社です。
創建は、令和三年十二月三十日。
主祭神は、亀乃長命です。
自分のことを、亀さんと呼びます。
この神社の御利益は、笑顔です。
この神社が、必要な人の所に届きますように。
参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。
※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。
※たまに友人の鶴乃長命も登場します。
自分のことを、鶴さんと呼びます。
BAR黄色三日月のカウンターで、〈Karyn White の Superwoman〉を聴きながら、スパイシートマトジュースを飲んでいると、鶴さんが現れました。
そして、亀さんの様子を見て、こんなお話が始まりました。
【春になると花は咲きます。
それは別に人を喜ばせるためではありません。
春の訪れをまわりに知らせるためでもありません。
春がきたら自然に咲いたのです】
きっと鶴さんは、亀さんがモヤモヤしているのを察知したのでしょう。
亀さんは時々、不要な考え事をして頭の中にモヤがかかります。
けれども、今のお話でモヤが晴れました。
〈花は◯◯のために咲いていない〉
〈春がきたら自然に咲いた〉
この生き方は、とても大切な気がします。
なぜなら、無心で生きているというか、淡々と生きているというか、自然に任せてシンプルに生きているだけだからです。
鶴さんには本当にいつも感謝です。
ようこそお参りくださいました。