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笑顔神社  作者: 亀乃長命
119/288

ようこそ笑顔神社へ(119)偉人に触れる

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

この神社が、必要な人の所に届きますように。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

亀さんには、好きな偉人がたくさんいるのですが、そのうちのひとりの座右の銘が、


〈人の振り見て我が振り直せ〉


でした。

とても意外でした。

なぜなら、その言葉はあまりにも普通で、ありふれているからです。

亀さんのその偉人のイメージでは、もっと難しい言葉のほうが、しっくりきます。


そういえば亀さんは、この言葉についてそんなに深く考えたことがありませんでした。


亀さんの解釈では、何となく言葉の通りで、


〈他人の悪い行動を見たら、あんな風にならないように気をつけよう〉


というくらいの感じでした。


けれども調べてみると、そこには、良い行動も含まれていたのです。


つまり、


〈他人の行動を見て、良いところは見習って、悪いところは改めましょう〉


ということだったのです。


そこで気づいたのですが、他人の行動の良し悪しを決めるのは自身の価値観なのです。

というお話は横に置いておきます。


そこから、さらに大きく想像を膨らませます。

その偉人がその言葉を座右の銘にしていたということは、常に人の行動を観察していたということが分かります。


このとき、ようやくその偉人の心に、ほんの少しだけ触れたような気持ちになりました。


というのもこの偉人は、常に人を観察し、分析し、記録していたのです。

なぜなら民俗学者という職業だったからです。


つまり、座右の銘が、


〈人の振り見て我が振り直せ〉


になるのは、むしろ自然なことなのです。


ということで今回は、〈座右の銘から柳田国男を想像する遊び〉のお話でした。


〈座右の銘から偉人を想像する遊び〉

そこそこ面白いのでおすすめします。

ようこそお参りくださいました。

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