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笑顔神社  作者: 亀乃長命
115/288

ようこそ笑顔神社へ(115)金色のハト

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

この神社が、必要な人の所に届きますように。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

今日は、血豆マンションの屋上から血豆タウンを眺めるというイベントがありました。


イベントの内容は、ただ、それぞれが街を眺めるだけで、そこには何の意味もないイベントでした。


何かを感じようとか得ようとか、そういうこともありません。

心を無にしようとか、リラックスしようとか、そういうこともありません。


誰かと挨拶をするわけでもなく、ただただ、街を眺めるだけのイベントでした。


誰も何も話しません。


ふと、血豆タウンが誕生して今年で何年目だったか気になったので、隣に立っている老人に聞こうとしたのですが、聞かなかったので、その老人は答えませんでした。


遠くの公園に、光る点が見えます。


光る点は何なのか、隣に立っている老人に聞こうとしたのですが、聞かなかったので、その老人は答えませんでした。


やがてその光る点は、こちらに向かって飛んできました。


正体は、全身が金色のハトでした。

そのハトは、たまにですが亀さん宅のベランダの手すりにとまって、「ホロッホー!」とだけ言い残して飛び去っていくのです。

そして、それを見たときは必ずいいことが起こります。


きっと、みなさんにも幸運が訪れるでしょう。

ようこそお参りくださいました。

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