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笑顔神社  作者: 亀乃長命
108/288

ようこそ笑顔神社へ(108)役に立つ

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

この神社が、必要な人の所に届きますように。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

亀さんは、心の病がいくつかあります。

もともと子供の頃からあったように思うのですが、酷くなったのは大人になってからです。

そのために、働くことが困難になりました。


働いていないので、社会の役に立っていないなぁと考えることがよくありました。

けれども、実はそうではないということを知ったのです。


人には、それぞれ役割というのがあります。

そして、その役割は気づかないだけで、実はたくさんあるのです。


例えば、病院の先生から見たら亀さんは〈患者〉という役割です。

すると理論的には、患者がいなければ先生は必要ありません。

ということは、亀さんは役に立っているのです。


次に、社会から見たら亀さんは〈ダメな人〉という役割です。

そんなダメな亀さんを見て優越感に浸る人がいるのは事実です。

ということは、亀さんは役に立っているのです。


まだまだ、たくさんあります。


コンビニで買い物をしたら、亀さんは〈お客さん〉という役割です。

お客さんがいなくなれば、コンビニの店員さんは必要なくなります。

ということは、亀さんは役に立っているのです。


この考え方でいくと、どんな人も、生きているだけで何らかの役に立っているということが言えるのです。

ようこそお参りくださいました。

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