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笑顔神社  作者: 亀乃長命
102/288

ようこそ笑顔神社へ(102)目が笑う

これは空想の神社です。

創建は、令和三年十二月三十日。

主祭神は、亀乃長命かめのながのみことです。

自分のことを、かめさんと呼びます。

この神社の御利益は、笑顔です。

たくさんの人に参拝してもらえたら嬉しいです。

参拝方法は、二礼・二拍手・笑顔・一礼です。


※笑顔神社の作り方は、第1話から書いています。

※たまに友人の鶴乃長命つるのながのみことも登場します。

 自分のことを、つるさんと呼びます。

【からだ言葉】というのがあります。

それは何かと言うと、例えば、

〈目に余る〉

〈腰を入れる〉

〈肝が据わる〉

などです。


まだまだたくさんあるのですが、その中で一番多い部分は、亀さんが調べた限りでは、〈目〉なのです。


つまりこのことから、人々は昔から〈目〉を重要視していたということが分かります。


このことに関しては亀さんも同感です。


ちなみに亀さんは、生命を維持するということは無視して、体の中で一番大切な部分はどこかと言うと、目だと思っています。

その次は手です。

手、といっても手の動きです。


亀さんはそのふたつに、心が宿っていると思っています。


そして目にも、好きな目があります。

それはどんな目かというと、

〈笑っている目〉です。


この、笑っている目というのは、その目に見られているだけでこちらまで笑ってしまうのです。


基本的にその目を持った人は、〈すぐに笑う人〉に多いです。

〈ゲラ〉と呼ばれている人です。


その人は、何がそんなに面白いのかなぁと思うようなことでも、「ゲラゲラ」と笑います。

そして、いつの間にかその目が基本形になってしまっているのです。


そして亀さんは、ゲラの人の思考を自分なりに分析してみました。


分析の結果、分かったことはいくつかあるのですが、その中の一例を書きます。

ゲラな人は、いろんな物事に対して、いつも心の中でツッコミを入れているのです。


例えば、

「どうしてこの人はいつもメガネが傾いているのだろう?」

「どうしてこの人はたくさんある飴の中から黒飴を選んだのだろう?」

「どうしてこの人はいつもイライラしているのだろう?」

とか、そんな感じでツッコミを入れて笑ってしまっているのです。


目が笑っている人を亀さんは、〈パワースポット〉と勝手に呼んでいます。


いつか亀さんもパワースポットになりたいです。

ようこそお参りくださいました。

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