25/40
2 ボディーガード付きの登校
そういう訳で、私と綾芽は一緒に事務所を出て学校に向かった。
ここに住みだして分かったんだけど、以前私が住んでいたマンションとこの園真探偵事務所は、
驚くほど近所だった。
およそ歩いて五分くらい。
そして学校に行くバス停までの道のりも途中から同じなので、全く知らない土地に来たという感覚はない。
「ていうかこんな近所に住んでいたら、例の借金取りにすぐ見つかっちゃうんじゃない?」
バス停に向かう途中、私が不安な表情でそう言うと、綾芽は自信満々な口調でこう答えた。
「大丈夫ですよ!私が常時おそばについていますから、
いつ何どき借金取りが襲ってきても、必ず詩琴さんを守ってみせます!」
「それは頼もしい限りだわ」
口ではそう言いつつも、私の心の中は不安で一杯だった。




