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シティーガールハンター  作者: 椎家 友妻
第三話 始末屋の正体
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8 おかめ仮面登場

 「ちょぉっと待ったぁあああっ!」

 何処からか叫び声が聞こえた。

 「誰だ⁉」

 「何処に居るの⁉」

 そう言って辺りをキョロキョロ見回す東倉さんと木野さん。

そして哀原さんが

 「あそこだ!」

と言って、数メートル離れた所にある木の上を指差した。

するとその木の上の先に、シテ高の女子の制服を着て、顔におかめ(・・・)のお面をかぶった人物が立っていた。

ちなみに私はさっきの声であの人物が綾芽だという事が分かったが、

それを指摘するのもメンドくさいので、このまま黙っている事にした。

そんな綾芽に、哀原さんは言った。

 「あんた何者だい⁉名を名乗りな!」

 それに対して綾芽は、胸を張ってこう答えた。

 「私は正義の味方、おかめ仮面!」

 どうやら綾芽は今、おかめ仮面という設定らしい。

そんなおかめ仮面に東倉さんが声を荒げる。

 「何だテメェは!おかめ仮面かひょっとこ仮面か知らねぇが、決闘の邪魔をすんじゃねぇよ!」

 それに対しておかめ仮面。

 「そうはいきません!罪もない人を三人がかりでボコボコにしようなんて、

このおかめ仮面のお面が白いうちは許しませんよ!」

 おかめのお面はずっと白いでしょうよ。

するとその言葉に木野さんも叫び声を上げる。

 「だったらそこから降りて来なさいよ!あんたもまとめて片付けてあげるわ!」

 「フフン、いいでしょう!」

 おかめ仮面は余裕たっぷりにそう言うと、

「とうっ!」

と言って木の上から飛び降りた!

地面まで五,六メートルはありそうだけど大丈夫なの⁉

と思いながら見ていると、おかめ仮面は空中でクルッと一回転し、見事に地面に着地した。

何て身のこなし。

実はあいつって凄い奴なの?

 そしておかめ仮面はスッと立ち上がり、ボンバーシスターズをまっすぐに見据えてこう言った。

 「勝負は一瞬です。一瞬であなた達を負かしてあげます」

 それに対して黄金バットの哀原さんも、鋭い目つきで言い返す。

 「それはこっちのセリフだよ。あんたのそのナメたお面、一瞬でカチ割ってやんよ」

 互いの熱い視線が火花を散らす。

緊迫した空気が流れ、私も思わず息を飲んだ。

 すると次の瞬間、おかめ仮面はボンバーシスターズに向かって突進を開始した!

その瞬発力は凄まじく、十メートルはあったボンバーシスターズとの距離を一瞬で縮め、

 「なっ⁉」

「えっ⁉」

「速っ⁉」

 と三人が声を上げる間に、その脇を背後まで一気に駆け抜けた。



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