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シティーガールハンター  作者: 椎家 友妻
第三話 始末屋の正体
16/40

2 園真探偵事務所

 「着いたわよ」

 学校からリムジンで三十分ほど走ってたどり着いたそこは、古びた雑居ビルの前だった。

周りにも似たようなビルが建ち並び、ここはさながら町はずれのさびれた雑居ビル街というような所だ。

 「さ、降りて」

 運転手の男の人が外から後部席のドアを開けると、園真会長はそう言ってリムジンから降りた。

そして私もその後に続いて車の外に出る。

 「それではお嬢様、明日の朝、またお迎えに上がりますので」

 運転手の男の人はそう言うと、再びリムジンに乗り込んで走り去って行った。

すると園真会長は

 「行くわよ」

 と言ってさっさとビルの外側の階段を上がって行った。

私も慌ててその後について行く。

ビルの表には看板の類は一切なく、外から見るとこのビルが何のビルなのかは分からない。

私はてっきりもっと綺麗でオシャレな建物を想像してたんだけど、これはちょっと予想外だな。

とか思っていると、前を歩く園真会長がそれを見透かしたように言った。

 「私の事務所がこんなにオンボロでガッカリした?」

 「あ、いえ、そうじゃなくて、ちょっと意外っていうか、園真会長は凄いお金持ちっていう感じだったから」

 「この手の稼業(かぎょう)はあまり仕事場が目立たない方がいいのよ。

それに万が一襲撃されても、こんなオンボロビルなら損害も少ないしね」

 「は、はぁ・・・・・・」

 何か怖い事を言ってるけど、園真会長の仕事ってそんなに危ない職業なの?

 とか考えていると、園真会長は階段をスタスタ上がって行き、二階にたどり着くとそこに、

『園真探偵事務所』

と書かれたプレートがかかった扉が現れた。

 「ここが私の事務所よ。さ、入って」

 そう言って園真会長はガチャッと扉を開け、私は

「お、おじゃまします」

と言って部屋の中に入った。

 部屋の中は学校の教室の半分くらいの広さで、中小企業の事務所とそう変わらないような、

至ってシンプルなレイアウトだった。

 「そこに座って」

 園真会長に促され、私は客間のソファーに座った。


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