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4 同じクラスにはなれたが・・・・・・
そんなこんなで始業式が終わり、クラスでの最初のホームルームも終えた私は、学校から帰る事にした。
と言っても、帰る所なんてないんだけど。
そう思うと、再び気分がどん底まで落ち込む。
するとそんな私の背中をポンと叩き、由奈ちゃんがニコニコしながら話しかけてきた。
「しぃちゃん♪高校でも同じクラスになれてよかったね♪」
そう、私は幸運な事に、今年も由奈ちゃんと同じクラスになる事ができた。
でも今の私の状況ではその嬉しさも半減し、
「うん、そうだね」
と、ひきつった笑みを浮かべて応えるのが精一杯だった。
するとそれを見てとった由奈ちゃんは、心配そうな顔で言った。
「しぃちゃん、やっぱり何かあったんだね?私でよければ話してくれる?」
その言葉に私は暫く口を噤み、呟くようにこう言った。
「うん、分かった」




