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プロローグ 時代を超えて語り継がれる愚者の哲学

小説を執筆するに至った経緯を書いています。

哲学とは何か。

生きていくうえで本当に必要なことは何か。

様々な思考が浮かんでは消えていく、そんな名状しがたい状態に置かれている。

朝起きて、朝食食べて、歯を磨いて身だしなみを整えて、

出勤して仕事して退社して、

家に戻って、夕食食べて、シャワー浴びて寝る。

毎日繰り返される日常。

無味乾燥とした世の中だ。

どこか無理をして虚像を生み出して生きていた。

一部の人はこんな世界から解放されたいと思うことだろう。

それが昨今の異世界転移転生作品の広がりにつながったのではないか。

そんな反道徳的な妄想に浸っても仕方がない。

じゃあどう行動したか。

批判的立場に立って何も策なしという訳ではない。

混沌と化したその作品群の大本を辿ろう。

それが筆者の策である。

文化の源流をたどり続けていきついた先が古代支那の古典だ。

凡そ2,500年前の支那大陸は春秋戦国時代。

覇道が熾烈を極めた時代に生まれたのが哲学だ。

儒教の孔子、道教の老子、兵法の孫子。

これらは2,500年経った今でも語り継がれる哲学の原点である。

筆者はその中でも老子に重きを置いてその考え方の真髄を理解していきたいと強く思うに至った。

道と書いてタオ(本場中国ではダオ)と読むが、この概念が老子の考え方の大本である。

道とは森羅万象万物の根底に永遠に存在するもであり、世界の根源的な在り方を表している。

もっとも、この概念を的確に説明しようと思っても不可能である。

例えるなら(ゼロ)とは何かということに意味を付けるようなものである。

筆者は老子が執筆したとされるこの5,000字余りの書・81章からなる作品を、

簡潔に納得できるよう書き記していきたい。

この考え方が今を生きる人たちにとって財産となるものであり、

無理をしない柔軟な発想を生み出すはずである。



読んでいただきありがとうございます。

哲学と聞くと難解で堅苦しく、生きていくうえで別に必要ない事だろうと思う人が多いと思います。

しかし少しでもこの考えを知っていただき、

楽しんでもらえたのであれば幸いです。

次回からはそれぞれの章について筆者なりの言葉で解読していきます。

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