表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生 (練習作品)  作者: れてぃ
5/9

5話

母は僕を見てこう言った



「あぁ、天使が舞い降りてきたわ!あなたは今日から私の娘よ!」



いきなりぎゅ~っと抱き締められてしまう



「えっ、お母さんちょっと離して!」



「アラ!お母さんだなんて!素直な子ねぇ!」



更に強く抱き締められて、息が止まりそうになる


そして後ろからひょっこり女神様が現れる



「お二人とも、とっても仲良しですね♪」



「ぐぇぇ……」



謎の逃げられない状況に僕は脱力してしまう。



――――――――――――――――



とりあえず大体の説明はした。


というか僕が説明して欲しいくらいだ。


いきなり異世界転生しろと言われても困る


だがしかし



「良いじゃない、行ってきなさいよ!」



予測できない母の返答に、思わず驚きの声を上げてしまう。



「旅なんて若いうちにするべきよ!色んな所を見てきなさい!」



なんてこった!親公認の異世界転生になってしまいそうだ。


しかも隣で女神様はガッツポーズ決めてるし


というか、僕はそもそも行く気がないのだが!



「何かあったらアナタが守ってくれるのよね?」



「はいっ、私にお任せください♪」



と、自信満々に答えながら僕の頭を撫でる女神様



「こっちの事は気にしなくて良いから、しっかり世界を救ってくるのよ?」



もう、流れ的に断れないやつだ……!


観念した僕は、頭を撫で続けている女神様に向き直る



「じゃあ……お願いします……。」



「心得ました♪」



納得いかないが、結局行くことになってしまった


……日帰りで帰ってこれたらいいな。



そして床に魔方陣が浮かび上がる



「ハンカチとティッシュは持った?おトイレは我慢しなくて良いからちゃんと言うのよ?」



うぐぅ……!恥ずかしい……。



「では、参りましょう!遥かなる異世界の地へ!」



部屋全体が光に包まれていく、見送る母を最後に僕は意識が消えていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ