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アクリスへの相談

 学内大会が終わり、王立騎士学校は一週間の休みに入る。この期間に生徒たちは体調を万全に整えたり、学内大会での戦いぶりを反省したりなど、今後さらなる成長に繋げるための準備を行う。


 特に一年生は上級生との実力差を目の当たりにしたことで目標が明確になり、自己鍛錬に熱が入る生徒も少なくない。


 そうしたやる気のある生徒が増えることは教師にとっても嬉しいことではあるが、一方で連休中にも関わらず医務室を訪ねる生徒は後を絶たず、また昏倒中の生徒たちの看護もあることでアクリスは休めない日々が続いていた。


「ふぅ。あと薬品の発注で今日は終わり――」


 アクリスは自作のチェックリストを確認しながら医務室へ続く廊下をゆっくりと歩く。


 学内大会で昏倒した生徒はそれぞれ寮の自室に運ばれており、点滴など身の回りの世話に関しては寮の使用人に指示を出しているものの、それでもアクリスの負担は大きくなっていた。


 それは毎年のことですでに慣れているとはいえ、生まれつき体の弱いアクリスにとっては例年体調を崩しやすいタイミングである。


「……あ」


 ふと眩暈に襲われたアクリスは浮遊感を覚える。無理に耐えようとしても頭から倒れ込む危険性があることを経験的に知っているので、まだ体が言うことを聞くうちに安全な姿勢を取ろうと、なんとかその場にしゃがみ込んだ。


 そうして動けるようになるまでしばらく休んでいると――。


「――アクリス、大丈夫か?」


 キースの聞き慣れた声が聞こえた。上手く聞き取れなかったが、状況的に自分を心配する内容だろうと判断したアクリスは、心配をかけないように軽口で返すようにする。


「先輩って、昔から私が見られたくないときに現れますよね」

「お前が何を見られたくないのかなんて、俺には分からないからな」


 アクリスの軽口に軽口で返すキース。心配されたり重い空気になるのを嫌うアクリスにとっては、この対応が一番助かると言えた。


「それで、動けそうにはないか?」

「残念ながら」

「まあそうだろうな」


 キースはアクリスの予想通りの返答に納得した様子を見せる。


 医務室はここからすぐ近くにある。しかしその距離すら動くことを避けて廊下で座り込んでいるのだから、アクリスはそれ相応の重い症状に悩まされていることは推察できた。


「なら運ぶぞ」

「え、ちょっと先輩!?」


 そう言ったキースにアクリスは焦りを見せるが、次の瞬間キースが風魔法を巧みに操ってアクリスの体を浮かせたことで、アクリスはどこか落胆したような様子で口を開いた。


「……あの、こういうときはお姫様抱っことかで運ぶものでは?」

「俺なら魔法の方が安全で確実だろう?」

「まあ、いいんですけどね」


 そうして医務室まで運ばれたアクリスは、ベッドに優しく着地させられる。


「ありがとうございます。でも私、まだ仕事が――」

「それなら俺が引き継ごう。アクリスは休んでいてくれ」

「……分かりました。それではお願いしますね、先輩」


 まだ体調の優れないアクリスはキースの厚意に甘えることにした。


 キースはアクリスから受け取ったチェックリストを確認すると、てきぱきと薬品の備蓄を確認し、発注表を記入していく。


 アクリスはベッドで横になりながら、キースの背中に尋ねる。


「それで先輩、医務室前を通りかかったのは私に何か用があったからですか?」

「ん、ああ。休みなのにうちの生徒たちが迷惑かけていないかと様子を見に来たんだが……案の定アクリスの負担になっていたようだな」

「いえ、一年A組の生徒さんはそれほどでもないのですけど……どちらかと言えば上級生の方が無茶をしているというか」

「……アランの影響か」

「かもしれません……先輩、アラン王子はどうしてあんなことを言ったのでしょうか?」

「あいつの考えることなんて俺には分からないが……おそらくは生徒のレベルに不満があったのだろう」

「生徒のレベル、ですか? でも今の生徒たちの全体のレベルは、私たちが現役のときよりも明らかに上がっていると思いますけど……」


 セレーネの教育改革によって全国の騎士学校の教員の指導力も向上しており、それ以外にも騎士学校入学前の学習環境なども整備されているため、客観的に見ても今の生徒たちのレベルは相当に高いと言えた。


 しかしそれがアランの望む水準に達しているのかどうかは、他人には知り得ないことに違いない。


「何にせよ、アランが生徒たちにもっと強くなることを求めているのは間違いない」


 キースはそう言いながら、どこか暗い表情を浮かべる。それに気づいたアクリスは触れるべきは一瞬迷いながらも尋ねることにした。


「……先輩、アラン王子と何かありましたか?」

「何かというほどでもないが――」

「ということは何かあったんですね? ……あ、せっかくだし話の続きはお酒飲みながらにしませんか? 私も愚痴を言いたいことがありますし」

「酒って……アクリス、体調悪いんじゃないのか?」

「先輩が仕事を手伝ってくれてる間、休んでいたら回復しました」

「……無理をしていると思ったらすぐに撤収するからな」

「やった。そういえば先輩とお酒を飲むのって初めてですよね? 先輩の着任が遅かったから、歓迎会も出来てないですし」

「そうだな」


 そんな風に約束を交わすと、それぞれの仕事を終えるために二人は一旦分かれ、アクリスが指定した店で待ち合わせをする。


 店へと先に着いたのはキースだった。アクリスが予約の連絡を入れていたので、スムーズに個室へと案内される。


 キースはあまり外を出歩くタイプではないが、店の雰囲気を見るだけでもここが相当の高級店であることには気づいた。そしてご丁寧に音漏れを防ぐ魔道具まで設置されている。


(貴族御用達の店といったところか)


 貴族であるアクリスは、こういった高級店にも通いなれているのだろうとキースは考えた。貴族は当然ながらそのほとんどが裕福な暮らしをしている。しかしその意味は魔物が出現する以前と以後では少し異なっていた。


 かつて人間同士で戦争をして覇を競い合っていた頃には、貴族とは領地を持つ領主を意味していた。統治する領内で兵を集めて軍を結成し、必要に応じて戦地に派兵することで国から様々な特権を与えられていた。


 しかし魔物が出現したことで、そうした人間同士の戦争は終わりを迎えた。人類の共通の敵の存在が全てを変えた――と言葉にするのは簡単ではあるが、実際には建国の英雄と呼ばれる者たちの尽力によって奇跡的に為されたことである。


 人類全ての国を統一し、一つの国家として魔物に対抗するという≪世界国家構想≫。


 そうして生まれたスコールランド王国と、王国が所有する十二の領。ジョンストン領、ブラウンスタイン領、クレスニック領、ウンディナ領、フィデス領、オルセン領、エラト領、ヘクレム領、ザグレ領、アルテラ領、マグノリア領、そして今は失われたサイリス領。


 それらには領主家と呼ばれる絶対的な管理者が置かれているため、従来の貴族のように細分化された領地を各地の貴族がそれぞれのやり方で統治することはなくなっていた。


 では現在の貴族の役割とは何であるのかといえば、一言でいえば人類の戦力を担保することにある。元々貴族はその血筋によって優れた魔法を扱うことが出来ており、魔物に対抗するためにはその力が必要不可欠だった。


 建国の英雄たちが残した世界国家構想には、そうした貴族の血を薄めないことと、貴族の血を平民の間に広めることという、一見すると相反することが記されていた。


 しかし強い魔力を持つ貴族の血筋を残しつつも、平民からも魔法の才能を持つ者が生まれる環境を作ることの必要性は王国と十二領の間で明確に共有され、それは貴族に与えられる特権に対する義務といった形で、現在においても連綿と続く国家政策となっている。


 キースが思索に耽っていると、少し早足で近づいてくる気配に気付く。その特徴的な魔力から、それがアクリスであることはすぐに判明した。


「――キース先輩、待たせちゃってすみません」

「気にするな、アクリス……」


 キースはそう言いながらアクリスの方に目を向けると、明るい色合いのドレスに身を包んだアクリスが気恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべていた。


 アクリスはゆっくりとキースの対面の席に座りながら口を開く。


「あはは……お店に合わせようと思ったらこれくらいしかなくて。ちょっと気合い入れすぎた感じになっちゃったんですよね」

「……そうか」

「やっぱり私にはこういうの似合いませんよね?」

「そんなことはないだろう。俺はそういった服装には詳しくないが、明るい色合いでも派手にならないように考えられたデザインは、アクリスに似合っているんじゃないか」

「そう、ですかね?」

「まあ俺の審美眼なんて当てにならないから、どう思うかはアクリス次第だがな」

「そこは綺麗だとか大人っぽいとか言ってくださいよ!」


 二人はそんな風に冗談を言い合いながら、運ばれてきた食前酒で乾杯をする。


「それにしても、ずいぶんと良い店を選んだな」

「まあ、アラン王子の悪口を言う会ですからね。他人に聞かれたら最悪反逆の疑いで通報されかねませんし」

「アランの悪口を言う会、か。なかなか面白い表現だな」

「それで、先輩。アラン王子との間に何があったんですか?」

「……そうだな。少し長くなるが、聞いてくれるか?」

「もちろん、そのためのコース料理ですから」


 そうしてキースは時系列順に話をする。


 研究で成果が上がらなかったこと、前線で戦うために第十一騎士団を志望してアランに騎士団へと送り込んでもらったこと、騎士団では作戦や部隊というしがらみがあり思ったほど戦果が挙げられなかったこと、その最たる原因である騎士団長を殴って解任されたこと、教師になり担任したクラスが学内大会で優勝したこと。


 そしてこれらが全て、アランの予想通りに進行した事柄であったこと。


 全て手のひらの上で転がすように、自分にとって都合のいい結末から逆算して物事を運んで行ったアランの能力に、キースは改めて驚かされたことを語る。


「――なんというか、昔からアラン王子ってキース先輩のこと大好きですよね」

「あいつが好んでいるのは賢者としての俺の能力だけだろう」

「いやいや、能力だけしか見てないなら、先輩の行動をそこまで正確に予想なんて出来ませんって。でもそっか……アラン王子の閉会式の発言までが全部繋がっているって考えたら、確かに気持ち悪いですね」

「気持ち悪いって……アクリス、お前は昔からアランに対して辛辣だな」

「そりゃ、学生時代はずっとマウントを取られ続けてましたからね」

「マウント?」

「……まあ、キース先輩は知らなくていいことです」


 キースの知るアランはそのような他人に対して優位性を誇示したりすることはほとんどなかったので、アクリスからの意外な言葉に疑問符を浮かべる。


 一方のアクリスは、アランがたった一つだけ絶対に譲らないものがあることを知っている。それがキースに関することであり、キースの最大の理解者は自分であると自負するアランは、幾度となくアクリスに「お前はキースを何も分かっていない」と言ってきた過去がある。


 とはいえキースのことを「年上を敬わない生意気なクソガキ」とばかり言っていた当時のアクリスにも問題がなかったとは言えないのだが。


 キースは話を元に戻すために口を開く。


「元々俺とアランは自分たちの目的のためにお互いを利用し合っているが、それは魔物を殲滅するという意味では共通の目的と言えた。だが俺とは違い、アランは長期的な国家運営という視点で物事を見ている。そのためには多少の犠牲も――いや、これは余計な話だな」

「余計な話でもないと思いますが……むしろキース先輩が引っ掛かっているのはそこですよね?」


 アランは貴族院の権力を引きはがすために、第十一騎士団が大敗することを予想しながらもそれを見過ごした。それに伴う犠牲は結果的に後の犠牲を減らすことに繋がるという、功利的な視点を持つアランだからこその決断だった。


 アランがその決断に何の痛みも感じていないわけでもないだろうし、言っても仕方ない話だとキースは考えるが、アクリスはそうではないと指摘する。


「先輩は第十一騎士団に一年所属していて、思ったような戦果が挙げられずに苦しんだ……これは事実だと思います。でも当然それだけじゃなくて、一年もいれば騎士団にも仲の良い人とか慕ってくれる人とか、そういう特別な存在が新しく出来たんじゃないですか?」

「……そうだな」

「そんな人たちが少なからず犠牲になったこと。何よりアラン王子ほどの人ならその犠牲を避けることだって出来たはずなのに、あえてそうしなかったこと。そのことにキース先輩が何も思わない方がおかしいんですよ」

「だがアランにはアランの考えがあってのことだ。そしてそれが合理的であることも理解できる」


 犠牲を伴いこそしたものの、アランのやっていることは非常に合理的だった。第十一騎士団の運営権を手に入れたことによって、今後アランは戦場に介入することが出来るようになる。


 今まではどうすることもできなかったが、これによりアランは現在騎士団が抱える様々な問題を解決するために自ら動くことが出来るようになったのである。


「理屈ではそうです。でも先輩は前に、自分に救えるものには限界があるって私に言いましたよね? それって言い換えれば、救えるものは救いたいって話だと思うんですけど、だったら救えるものを救わなかったアラン王子に同意できないという感情を持つ方が先輩らしいんじゃないですか?」

「俺らしい……?」


 アクリスのその言葉にキースは意外そうな表情を浮かべる。


 キースは自分を現実主義者だと思っている。論理的に物事を考え、現実的な積み重ねによって課題を一つ一つ解決していく手法で多くの功績を成してきた。


 現在教師をしているのも、生徒のレベルを引き上げることは騎士団のレベルを引き上げることに繋がり、そうした全体のレベルアップがなければ魔物との戦線を押し上げることは出来ないという、騎士団に所属したことで見えてきた現実問題への、遠回りではあるが確実なアプローチだと考えているからである。


 そんな一方で、キースは自分が騎士団に所属していた頃のことを思い出す。あれは確かに自分一人の手で救えるものの限界を痛感した苦い体験だった。


 キースは最強の賢者と謳われる自身の力を過信していたつもりはない。事実、魔物との戦いに関して、キースが後れを取ったことは一度もなかった。押し寄せる無数の魔物を殲滅し、退却する魔物を追撃して一人で戦線を押し上げた。


 しかしキースが勝利する一方で、別の戦場では魔物に戦線を押し下げられるといったことが起きる。それならばとキースが転戦してそちらの戦場で勝利する頃には、最初にキースが押し上げた戦線の方が後退を強いられていた。


 これが通常の人間同士の戦争であったなら、キースが相手に与えた被害はいずれ無視できない数に膨れ上がっていく。しかし魔物はそもそもどれだけの軍勢を誇っているのかが分からない。無限とも思える軍勢――しかし本当に無限であるのならば、その軍勢を一気に投入して戦線を飲み込んでしまえばいい。


 そうしないということは、魔物の軍勢も有限であるはずだった。ならばこうして魔物を殲滅し続ければ、いつかはきっと勝利することが出来る――。


 ――そう信じながら、結局戦線は膠着状態のまま一年が過ぎた。


 その間には、ブノワの無茶な作戦指揮により危機に瀕している部隊を救ったり、危険と思われる戦場に向かう仲間に先んじて単独で出撃し、あらかじめ魔物を間引きすることで安全を確保したりと、キースなりに騎士団に貢献しようと活動してきたが、それがブノワに疎まれることにも繋がった。


 他者のフォローに駆け回ったり、騎士団のしがらみによって有効とは思えない作戦に参加させられたりと、キースはそうしたことを繰り返すうちにこの騎士団は自身が全力を発揮できる環境ではないと気付く。


 そうして元凶であるブノワへの苛立ちが限界を迎えたとき、彼を殴り飛ばして左遷された。


 ――だが、そうだ。


 キースは理屈では効率的でないと思いながらも、仲間を救うために幾度となく戦場を駆け回っていた。そしてその行動にこそ、キースの本心は現れているのではないか。


「――ほら先輩、心当たりありますよね?」

「確かになくはないが……」

「素直じゃないですね。認めたらいいじゃないですか、先輩は困ってる人を放っておけない優しい人だって。そうじゃなかったら私は今頃、ここにはいませんよ?」

「…………」


 確かに学生時代、アクリスに騎士になることを諦めさせたのはキースだった。


 普段のキースであれば、それはアクリス自身が決めることだとして介入することはないはずだった。しかしアクリスは体質の問題で騎士になることが不可能であり、無理して戦場に身を置けば確実に身を滅ぼすことをキースは理解していた。


 ――死ぬと分かっているアクリスを放っておけなかった。


 そんなキースの感情によって救われたアクリスだからこそ、それは言えることに違いない。


「キース先輩がアラン王子を認めているのは知っています。でも全てを肯定する必要はないじゃないですか。だいたい昔から先輩はアラン王子のことを『人格は気に食わない』って言ってましたし、アラン王子も同じことを言っていたのだから、今さらの話ですよ」

「それもそうだな」


 アランの政治に関する優れた能力と、目的を達成することへの執念は認めざるを得ない。


 だがキースにとって気に食わない手段を用いることがあるのも事実なら、抱え込まずにはっきりとそう口に出せばいい。


 別にそれは「決別」や「敵対」を意味しない。あくまでも「意見の相違」という話でしかないのだから。


 そうしてキースはようやく、自身が抱える不安を直視することが出来た。


≪何にせよ俺が多少嫌われる程度のことで、優秀な騎士が何人か生まれてくれるなら望外の結果だろう≫


 思い出したのはそんなアランの言葉。生徒の心を傷つけると理解した上でも、目的のためには躊躇わないのがアランである。


 そしてもし仮に、アランが生徒から数人の優秀な騎士を生むために、その他大勢の生徒たちを切り捨てるような判断を下すことがあるのだとしたら――。


 ――そのときは、生徒たちを守るために意見を戦わせよう。


 教師を続ける中で、知らず知らずのうちに生徒たちに愛着を持ちはじめている自分を、キースは素直に認めることにした。


(自分の研究や仮説に愛着を持つなと昔の俺に教えてくれた、賢者エルダに知られたら何を言われることやら……)


 アクリスとの話によって思考が整理出来たキースは、自嘲的なことを考えながらも、どこか晴れやかな表情を浮かべてアクリスに感謝を述べる。


「ありがとうアクリス、だいぶ思考がまとまった。……それにしてもアクリス、ずいぶんと考え方が大人になったな」

「あのですね、先輩……私、一応年上なんですけど?」


 そんな風に冗談を言って笑い合いながら、しばらく食事を続ける二人。


 そうして頃合いを見るように、その話題を切り出したのはキースだった。


「それじゃあ次は、アクリスの話を聞くとしよう」


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