第42話 無念の帰還
「どうしてソラは殺人なんか、、、、」
「多分俺のせいだ」
「コウスケ、、、、」
「俺が撃たれて死にそうになってたのをミナトが助けてくれたから、ミナトが犠牲になって、、、、」
コウスケは自分の胸に手を置いた。
『お前が気に病むことじゃない』
「え、、、、?」
誰かの声が聞こえた。
しかし、どこから、、、、?
『こっちだ』
「あ、、、、」
よく見るとコウスケの影が動いていた。
「もしかしてミナト?」
『あぁそうだ』
「ミナト!」
スミハが地面目掛けて飛びかかる。
僕はスミハの服を掴んで引き止めた。
「無くなったのは体だけですか」
『なんとか意識は保つことが出来たみたいだ』
「何がどうなったんだ?」
クローやタクトがこちらに戻ってきたが、彼らはずっと戦っていたため何が起こったのか把握していないようだった。
『1度神社に戻らないか?もうここにいても意味が無い』
「そうですね。皆さん戻りましょうか」
僕は1度山の方を見てから早足に駅前を後にした。
神社に帰るとコウスケがドサッとソファに倒れた。
「コウスケ体調は大丈夫なの?」
「少しだるさがある」
「それだけ?」
コウスケは少し考えてから答えた。
「特にはないな」
『普通はコアを移植すると臓器移植と同じように拒絶反応が会ったりするもんなんだがな。コウスケとは相性が良いみたいだ』
「そのコアの移植って何なの?」
『コア移植は他人のコアを自分の体に入れることでその来世を得ることが出来るんだ。コウスケの場合は頭を撃ち抜かれて死ぬ寸前で、治癒能力を持つ来世になろうとしていたから俺のコアを移植させた。だからコウスケは治癒の能力は使えなくなってるはずだ』
コウスケは自分の擦り傷を治癒しようとしてみたが、能力は発動しなかった。
「マジか、、、、」
『代わりに暗殺者の俺の能力が使えるようになってるぞ。頭で何か武器を想像してみろ』
「武器、、、、」
コウスケの右手にナイフが現れた。
コウスケの口元が若干緩む。
「良かったじゃん。コウスケ将来忍者になりたいって書いてたもんね、、ってストップストップ!」
僕が小学校のアルバムの話をしたらナイフを向けられた。
ズキリ
あぁ、やっぱりダメだ。
無理に明るく振舞おうとしても心は張り裂けそうだ。
「ソラ、、、、」
僕の一言でその場が心と静まりかえる。
コウスケの影が動いた。
『俺が知っていることでいいならソラのことを話してもいいぞ?』
願ってもない提案だった。
ソラが何故あんなふうになってしまったのか。
ソラは本当は何なのか。
知りたいことは沢山あった。
「ぜひお願いします」
『分かった』
そこでミナトは間を開けた。
話すための準備か、あるいは、、、、。
『ソラには姉がいたんだ』
コウスケの影は周りが明るくても常にあります
じゃないとミナトが本当に死んじゃうんで(笑)




