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輪廻の扉  作者: ゑ兎
第3章
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第41話 敵になった味方




「私はイザナミ。この世の全てを焼き尽くそうぞ」


ソラはそう言って口角を上げた。





僕に向かって伸ばされたソラの腕が炎に包まれる。


「ソラ!」


ソラの水色の髪の毛の先から炎が点き、根元へ向かって燃やしていく。

綺麗な水色だったソラの髪の毛は紫色に変わっていった。


体を包み込んだ炎はソラの服を焼いた。

燃やされて灰になった服はソラに絡みつくと、黒い大きなマントになった。


背中から生えている大きな翼は炎を纏い、黒く変色した。



僕の知っているソラではなかった。


ソラは、いやイザナミはこちらに背を向けた。


「お前らが私の主か?」


「そうだよ。僕らが君の主人だ」


いつの間にか現れたセイメイがイザナミの問いに肯定した。


「何をっ、、、、!」

「先輩!」

「何で!?」

「一旦落ち着いてください!」

スミハは僕の顔を無理矢理イザナミから背けさせた。


「ソラはネクストの1人を殺したんです!」

「それでなんであんな風になってるのさ!」


「そういうものなんです。人を殺したら前世持ちに堕ちる、、、、。だから人を殺さずにコアを壊していたんです」


「じゃあもうソラには戻らないってことなの!?」

「それは、、、、。私も実際に見たのは初めてだからどうなるかは、、、、」


「じゃあどうすればいいんだよ、、、、!」




向こうでは結界内でネクストがイザナミの周りに集まっていた。


「なぁセイメイ、どういうつもりだ?」

「どういう?どういうもこういうも元々こうする予定だったけど?」


リガルディがセイメイに掴みかかった。


「じゃあお前はこれだけのためにウィルをあそこまで負傷させて、クリスを、見殺しにしたのか、、、、?!」


「そうだけど?」


「お前はそれで何も感じないのかよ!?

仲間が死んでるのに何でそんなに平然としていられるんだよ!!」


「僕が何も感じていないだって?そんなわけないだろ。仲間が死んでることぐらい分かってんだよ!今だから言っておくけど、僕だってお前達と同じなんだからな!」


セイメイはリディの腕を掴んで力を入れた。


「っ、、、、!分かったよ悪かった」

リディはセイメイの服から手を離した。


「それで、何でこうなるって分かったんだ?」

「センセイが教えてくれたんだよ」


「なぁ、ずっと気になってたんだがセンセイって一体何なんだ?」

イザナミも視線だけセイメイに向けた。

しかし、セイメイは答えなかった。


「近いうちに話すよ。それよりも今はもう帰ろうか」

「俺はまだ戦えるぞ?」

「いいんだよ。今回の目的は達成されたんだから」


そう言ってセイメイはチラッとアストレアの方を見た。





「ネクストがっ、、、、!」


ネクストはイザナミを連れてその場から消えようとしていた。


「待て!!」


僕の声に反応するはずもない。

ネクストの姿がどんどん薄くなっていく。

近くにいるクロー達も結界が張られ直されて何も出来なかった。

僕は叫ぶしかなかった。


「ソラぁぁあああああ!!」


僕の叫びを残してネクストは消えていった。




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