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輪廻の扉  作者: ゑ兎
第3章
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第38話 合流




線路の高架下をくぐり抜けたところに砂の山が出来ていた。

さらに、その奥にはかなりの数の人形が立ちはだかっていた。

こんなに山が出来るほど壊したにも関わらずまだあそこまでいることにとても驚く。


「ハルキ!遅かったじゃない」


この場を1人で捌いていたマイが僕に向かって叫んだ。

「シェイクスピアと戦ってたからね」

「倒せたの?」

「もう少しのところで逃げられた」

「、、、、そう」


そういえば、ミノさんが殺された原因の1つにシェイクスピアも入っていたなと思い出した。

僕がシェイクスピアを倒し損ねたことをマイはどう感じているのかと思ってマイの顔を見たが、特に表情は変わらず、ひたすらに人形を壊していた。


「そろそろここも片付くから少し待ってて」


それから5分後。

あれだけいた人形は本当に全てマイによって壊されていた。


「すごい、、、、。それに綺麗だった」


僕はマイが戦っている姿を見て素直にそう思った。


「ばっ、バカ!!、、、、でも、、ありがとう」

「顔赤いよ?」

「う、うるさい!!ホラ、行くよ!」

マイが焦ってる姿が少しだけ可愛いかもと思った。


僕ら4人はソラが戦っているところへ向かって走った。

ソラのところにはクローやユキ、僕ら以外皆いた。

しかし誰も戦闘には参加せず、ソラが戦っているところを見ているだけだった。


「何で誰も加勢しないの?」

「しないんじゃなくて出来ないんすよ」

「結界がね、張られてるんだ」

クローが切り裂こうとしてみたが透明な壁はビクともしなかった。

「前みたいに紙を破れないの?」

僕が聞くと、スミハが地面を指さした。


「内側に置かれてるので無理そうですね」

「ホントだ。これだと確かに破れないな」



結界の内側ではソラがリディの飛ばしてくる術紙を斬りながら前世持ち2人に向かって前進していた。

しかし、クリスが撃ち出す弾を避けたり、剣で弾いたりしているため、中々距離は縮まらない。

目の前で戦っているのに何も出来ないのがもどかしかった。


「先輩。先輩なら出来るんじゃないですか?」

スミハが僕に言った。

「え、、、、?」

最初は何のことか分からなかった。

「あ、、そっか。確かに僕なら出来るかも」

前回この結界に遭遇したときは僕は自分の能力を知らなかったけれど、今は知ってるんだった。


「皆!結界から少し離れて!」

僕は皆に呼びかける。

中のソラにも言ったつもりだったが、ソラは気にしている余裕は無いようだった。


僕は、皆が1、2歩下がるのを待ってから拳を握った。


僕が心の中で「才智万華」と唱えようとした時、近くで何かが落ちる「ドサッ」という音が聞こえた。


音のした方を向くと、人が倒れていた。

僕と同じくその光景を見たスミハが叫んだ。


「ミナト!!」


その声にソラが反応を示し、僕らの方を向いた。

そして、僕らが見ている方向へ首を曲げた。


「風装疾翔!!」

「才智万華!」


僕はソラが剣で結界を斬ろうとするのと同時に結界を殴った。


結界が粉々に砕け散った。


ソラは一目散にミナトの元へ飛んでいった。

「逃がすか!」

リディがソラへ向けて放った術紙を、クローとマナハが間に割って入り、切り刻む。


「ここは俺らに任せろ!」

「ハルキも、先に、行って、、!」


他のメンバーもそれに加わった。


「分かった!頼んだよ!」


僕とコウスケ、スミハはソラの後を追って走り出した。




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