78話 神様!どうやらエピローグです!2
正式な爵位の寄与は、三日後となった。
広間で正装した服を着用し、剣を肩に翳される。アーサー王にお礼の言葉を言い、そしてお開きとなる。
貴族達は居らず、限られた人だけが集まるのだ。そして、称賛と罵倒。僕は誉められ、そして、弄られたのであった。
クラウド公爵と少し話をしたが、本当に凄い人だ。剣の達人だが、人間としても強い人だと感じた。
アルフレッドさんも加わり、剣術の話となる。僕には理解出来ないので、退散する事にした。
ユフィ様とソフィーア王妃と話をする。
ゼリーとプリンの事を話すと、とても興味を持たれた。今度ご馳走すると伝えると、今日が良いと言い出す。僕は唖然とするしか無かったのだ。
そこにマチルダ様が割って入り、仲裁してくれる。ゼリーとプリンはわたくしが試食してからです!と豪語なさるのだ。ついつい笑ってしまった。
部屋に戻り、マチルダ様から呼ばれる。
コンコン。
「ハオです!マチルダ様!」
「どうぞ!」
中に入ると、ミネアさん、そして、フローラさんも居た。あの後、牢屋に閉じ込められていたらしい。
フローラさんを見ると、目に光が無いのが分かる。表情はなく、虚ろな感じだ。
「フローラ、フローラ!!」
「………はい」
「貴女の行いを罰します」
フローラさんは目を瞑る。
死を覚悟したのだろう。一筋の涙が流れる。
「マチルダ様───」
「ダメです」
そして、僕にキスをした。
フローラさんとミネアさんの目の前でだ。
「フローラ、貴女の罪を許します」
「え!?」
「良かったね!フローラ!」
僕には理解出来なかった。
何故許されるのだ?キスを目撃させられたから?
「ミネア、フローラ」
マチルダ様は二人を見た。
そして、息を吸う。
「形式上、わたくしが正規妻ですが、宜しいでしょうか?二人共、妾扱いとなります。
ですが、ハオは均等に愛してくれましょう。
ね?ハオ♥」
「え!?………………はい」
ビックリしたが、ここは頷くしかないだろ!
こんな可愛い女の子と、そして綺麗な女の子と、更に美人な女の子と結婚出来るとは!!
「ミネアさん、僕と結婚して下さい」
「…………はい♥」
ミネアさんは僕に抱き付く!
そして軽いキスをした。見つめ合い、二人の時間が流れる。
「おほん!ミネア!つかえてるのですぅ!」
無理矢理、引き剥がされ、フローラさんが僕の前に立つ。
「フローラさん、僕と結婚して下さい」
「喜んで♥」
フローラさんは僕には飛び乗ると、お姫様抱っこの形となった。そして、首に手を回してキスする。
暫くすると、マチルダ様が立っているのに気が付く。
「次はわたくしの番ですね♥」
「え!?」
フローラさんが僕から降りる。
マチルダ様がモジモジとしているではないか!
よく考えろ。
先日プロポーズした。なのに、また言うのか?この流れは言わないと断ちきれそうにない。
「さぁ♥」
恥ずかしい!
でも、拒否権は無いのか?・・・無いよね。
「マチルダ様、僕と結婚して下さい」
「こちらこそ♥」
マチルダ様とキスをした。
さっきもしたが、またキスをする。
右を見るとミネアさん。左を見るとフローラさん。両手に花を超えた状況だよ。
「ハオ!ちゅう!!」「ハオさん!こっちですぅ」
両方から催促された。
ミネアさんにキス。そしてフローラさんにもキス。
正面のマチルダ様が目を閉じておられる!
くそぅ!僕はどうすれば!?キスするしかないよな!
マチルダ様とキスすると、両方の頬に柔らかな感触がある!ミネアさんとフローラさんからキスされているのだ!
「僕は今日、死ぬかもしれない」
「死んではダメですぅ!」「ヤダよ!ハオ!」
「では、死ぬ前に子作りしましょうか♥」
「はい!?じ、冗談ですよね?」
「さぁ!ミネア!フローラ!誰からか決めましょう!うふふ♪」
「私は最後でいいですぅ♥」
「僕は二番目でも構わない♥」
「なら、最初はわたくしですね♥」
「しないという選択肢は?」
「「「却下です!!」」」
こうして、僕の異世界生活は始まるのだ。
不安はある。だけど、この三人となら何でも乗り越えて行けるだろう。
僕の体がもつか心配だけど。
「ハオ♥まだ3回目ですよね?大丈夫です!」
何が大丈夫なのか分からない。
「赤ちゃんの名前を考えないとね♥」
もう何回したか覚えていない。
「沢山注がれてますぅ♥」
朝まで続いたのだ。
「まだ出来ますわね?ハオ♥」
どうやら、僕には朝が巡っては来なかった。
前向きに考えよう。こんな奇跡は起きないと。
神様、本当にありがとうございました。




