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神様!お願いします!  作者: ハロ
四章 天国と地獄
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77話 神様!どうやらエピローグです!1

【どんな事があっても、ずっと側にいるから】


僕は目が覚めた。


「いっ!う、う」


痛みで焼ける様に熱い!

もう何処が痛くて、何処が無事なのか分からなかった。見える範囲は包帯でグルグル巻きにされており、身動きは取れない。


左手を見ると、そこにはギューッと握り絞められていた。マチルダ様の手だ。その上に顔が乗り、天使の様な寝顔である。


辺りを見回すと、メイドが2人。

軽く会釈すると、外に出て行った。どうやら気を利かせてくれたらしい。


手を握り返す。

すると、ピクリと反応した。


「!?」


バッと起き上がり、恥じらいを見せた。

顔は真っ赤に染まり、目が泳いでいる。両手を膝に乗せ、背筋はピンと伸びた。


「おはようございます。マチルダ様」


「………意地悪………………おはよう、ハオ」


唇を尖らせ、僕に顔を近付ける。

そして、唇と唇が触れた。何度も何度も、唇を重ねる。マチルダ様の腕が僕の首を巻き、恋人同士が愛を囁く。そんな感じであった。


「ハオ……ちゅっ………愛しております♥」


「僕も愛してる………ちゅっ」


バーンと扉が開く!

メイド達は手を当て、驚きを隠す。


「何をしておるのだ!!マチルダ!!」


「それはこちらの台詞です!ユフィお姉様!」


メイドが目で謝る。

僕は苦笑いをして返すのだ。


「私の夫にハレンチな!お前と言う奴は恥を知らぬのか!昼間から堂々とチュッチュと!!羨ましい!!」


「だ、誰の夫ですか!ハオはわたくしのです!ユフィお姉様と何時、結婚なさったのです!?答えなさい!ハーオー!!」


「はい!?」


「姫様、その辺になさって下さい。ハオ君がお困りのようですから。体の方は大丈夫でしょうか?」


「あ、はい。全身痛いですが、何とか」


「ハオ!言ってやれ!私の婿だと言う事をな!」


「ハオ!わたくしと結婚するのですよね!!」


もう決まっている。

だから、僕は言うよ。


「僕はマチルダ様を愛しております。結婚して下さい。毎日、貴女の笑顔を見たいから」


「………ハオ………………はい」


マチルダ様と見つめ合い、再びキスをした。

誓いのキスという所だろう。それを面白く見ているユフィ様。


「仕方あるまい。マチルダを幸せにしてやれ。行くぞ!アルフレッド!ここは暑くて敵わん!!」


「畏まりました!姫様!」


何だか悲しそうなユフィ様だった。

それでも、幸せにしてやれと言ってくれたのだ。心の中で言おう。


【イエス!ユア、マジェスティス】と。





マチルダ様はそれから離れなかった。

ずーっと、キスしている。今まで抑えていたのを放出するかの如く。ミネアさんが来ても止めない。スミスさんも、サラさんも、そしてアーサー王も・・・とはいかない。


流石に来る寸前で告知され、慌てて椅子に飛び乗った!

マチルダ様だが。僕はケガて動けないからね。


「人払いを頼む」


マチルダ様とクラウド公爵だけが残った。

アーサー王が椅子に座る。


「詳しく聞かせて貰おうか」


「はい。では───」


ありのままを説明した。


異世界から来た事。

何の能力も無いので、勇者と間違われるのを恐れ、隠していたのだと説明した。幸い、魔王とかそういう悪さを働く魔物は居ないので、安心したと付け加える。


文明の力学的の違う事。

月へ行けるし、512キロを2時間半程度で移動可能と伝えた。

東京↔大阪間がそれくらいにあたる。新幹線の光ならば、もう少し速いだろう。

この異世界では、再現不可能だと付け加えるのを忘れない。


神様にお願いして連れて来て貰った事。

世界の理を解いた褒美に、転移と若返りした。でも、その理を教える事は出来ない。知っても、褒美は貰えないと言うと、明らかにガッカリされた。何を頼むつもりだったのだろうか。この人は。


「神様は傍観者です。聞こえていても、答えてはくれませんよ」


「そうか」


アーサー王は僕を貴族にすると言い、マチルダ様を頼むと告げた。僕も幸せにします!と言うと、いつもの凛々しい顔に戻る。ああ、やはり父親なんだと思った。


妾の子供でも、やはり娘なんだな。

幸せになって欲しい。そう思わない親は居ないだろう。

・・・・・・あの糞嫁は除く。





次の日


「伯爵の位を頂きましたわ♪流石!わたくしのハオ!」


「へ!?」


貴族になるのは仕方ない。

が、男爵を飛び越え、伯爵とは・・・。もしかして、何処かの領地を納めるのか!?

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