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神様!お願いします!  作者: ハロ
四章 天国と地獄
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72話 神様!処刑されます!3

この話は少し短めです。

「そこを退いて!フローラ!」


「いえ!それは出来ません!」


僕はフローラと対峙している。

何故こんな事になったのだろう?それは、フローラがマチルダ様とハオとの事を密告したからだ。


あの晩に、マチルダお嬢様はハオに抱かれた。

それは僕もフローラも知っている。マチルダお嬢様から先に告知されていたからだ。


「得てして、私の盾となれ!プロテクトアーマー!」


フローラが魔法を唱える!

防御魔法だ。魔法使いは、まず自分の身を守る為に行う初歩的な事である。


「はぁ!」


それを阻止する為に、私は槍を突く!


「させません!大いなる風よ!エアーブレス!」


膨大な風で、私は吹き飛ばされる!

木にぶつかりそうになり、空中で回転して蹴るのだ!そして、カウンターをお見舞いする為に、再び槍を突く!


「弾き返せ!リフレクトシールド!」


ガキーン!


「くぅ!」


手が痺れる!

半端な攻撃では、弾き返されて終いだ。ここはスキルを発動する!槍を回転させ、勢いをつけた!


「いっけぇ!大車輪!!」


大回転させた槍を最後に掴み、串刺しにするのだ!


「そうはさせません!」


フローラがフライを使い、空に逃げる!


「フローラ!何故僕の邪魔をするの!?ハオが死んでもいいの!?」


フローラの目には光は無かった。

真っ黒く濁ったその奥には、闇が潜む。


「夫の不始末は嫁である私の責任」


「意味が分かんないよ!ハオとフローラは結婚していないじゃないか!」


「………エッチしました。それで十分です」


「それなら僕もしたよ!………最後までは出来なかったけど」


「だから、ミネアは対象から外したのですよ。ハオが死ねば、私も死にます」


「フローラのせいでハオが死ぬのにか!?」


「貴女に何が分かるのです?私の気持ちが!!」


「そんなの僕には解らない!なら、僕の気持ちも分かるの?ねぇ!答えて!フローラ!」


「………貴族のくせに」


「え!?」


フローラは僕に、火炎を放つ!

避ける事は難しい!そこで、丸くなり耐えるしかなかった。


「このままじゃ、間に合わない!」


僕は涙が溢れてきた。

フローラに足止めされ、マチルダお嬢様の元に行けない。ハオの処刑を止められるのは、もうマチルダお嬢様しかいないのだ。


拷問されている所を目撃した。

もう見ていられなかったのである。だから、こうして馬を走らせ、マチルダお嬢様に助けを求めるしかなかった。


「…………キスしたくせに」


「何を!?」


「キスして貰ったくせに!!」


フローラは魔法を放つ!

石が飛び散り、僕にはぶつかる!頭にぶつかり、意識を刈り取られそうになるのを堪えた。


「………そうか、フローラも好きだったんだね。マチルダお嬢様の命令かと思っていたよ」


「………胸を見られました。だから、もうお嫁に行けないと思いましたから」


「ざ、んねん、だ………」


そこで、僕は意識を手放した。

気が付くと、馬に乗っていて、それからはエインテールを目指す。


フローラの事が気になったけど、それ以上は何も出来ないので諦める。今は一刻も早くマチルダお嬢様に伝えねば!


ハオの処刑が明日になる事を。

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