55話 神様!夜に訪問者が訪れました!中編
僕は誠意を見せる為、土下座した。
その返答を待つ。罰は必要だ。何の対価も無く許されれば、また呪いがいつか必ず発動する。その時のペナルティは凄まじいモノになるだろう。
前回のペナルティが浮気だった。
それ以上の苦しみとなると、予想出来ない。次は間違いなく自殺してしまうだろう。だから、必要なのだ!ここで暮らしていく為には!
「………分かった。なら、少し考えさせて」
僕は何も言えなかった。
正座したまま体を起こす。ミネアさんの見つめた。
すると、ミネアさんは僕に抱き付いてくる!
柔らかな感触が僕を包み込む!ミネアさんの匂いだ!石鹸とか香水の匂いでは無い。汗やフェロモンが出ているミネアさん特有の匂いである。
嫌な匂いでは決して無い。
寧ろずっと嗅いでいたい!僕は匂いフェチでは無いが、好きな人の匂いを嗅ぎたいのは誰でも同じだと思う。
「辛かったね」
正座している上にミネアさんが乗っかる。
息子が挟まれ、辛いです。本当に。
「声を出して泣いていいよ」
声では無く、体液を吐き出してしまいたいです!
「ミネアさん、僕はもう大丈夫ですから」
僕もミネアさんを強く抱き締めた。
すると、それに反応してミネアさんもギュッとしてくれる。
正直辛い。
主に息子が。バレない様に少しずつ動いて、分身を処理したい!だが、そんな事は出来ない!ガッチリしがみつかれ、一ミリも動けないからだ!
どうする?
どうしようもない!
キスするか?
いやいや!そんな!でも、正直したい!
「ミネアさん・・・」
「ハオ………ミネアって呼んで」
「ミネア………さん」
「ダメ………もう一度」
「・・・ミネア」
「・・・ハオ」
唇と唇が重なる。
軽いキスだ。何度も何度も、お互いの唇を触れ合う。唾液を交換しあい、相手の中へ滑り込む。
もう我慢出来ない!
ミネアさんとエッチがしたい!
だけど、マチルダ様から禁止されていると言っていた。それを破れば今度こそ、ここから去る事になるだろう。
それは嫌だ!
ミネアさんやフローラさん、そしてマチルダ様と離れるのは後免である!ハーレムを作りたい訳では無い。誰か1人と永遠に楽しく暮らしたい。
それがミネアさんでもフローラさんでも。
マチルダ様は皇族だ。
恋愛としては対象外だろう。僕はマチルダ様に対して、線を引いている。これは決して踏み込んではならない!
平民と皇族が結ばれる事は無いのだ。
身分が違い過ぎる。この中世では女の人権は無い。あの貴族に嫁げと言われれば、逆らう事は出来ないのだ!
政治のコマ。
それを分かっていて、マチルダ様は生きておられる。僕はそれを否定出来ない。何故ならば、彼女を幸せにする事は叶わないからだ。
駆け落ち。
もし、方法があるのならば、これが妥当だろう。しかし、その後の生活に、絶対的な不備が生じる。
何処に行き、何処で生活し、何処で働き、何処で安堵するか?
安心出来る場所等、見つかる訳が無い。
例え、逃げ延びても、ひもじい生活が待っているだろう。怯える日々、狼狽え、そして、心を休める事は出来ない。
「ハオ………当たってる」
「うん………我慢出来ない」
こんな綺麗な女の子に抱き付かれ、我慢出来る男はいない!息子よ!もう少しの我慢だ!頑張れ!
「なら、ここで僕に、自慰行為見せてよ」
「………はい!?」
聞き間違いだろうか?
僕は驚いた。自慰行為を見せてよ?意味が分かりません。過去の彼女にも見せた事は一度も無い。親にも見つかった事も無いのに!!
僕は動揺を隠せないでいたのだ。
「ハオ、言ったよね?罰を与えて下さいって」
「はい。言いました」
「じゃあ、見せられるよね?」
「あの、僕は人生で誰にも見せた事が無いんですよ?」
「だから、罰になるんじゃないかな」
「その、親父にも見せた事が無いのに?」
「男って、お父さんに見せるの?」
「いや、お父さんにも見せないよ。てか、誰にも見せませんけど?」
「なら、見せてよ。ハオ」
どうしてこうなった?
罰を与えて欲しい。が、これは罰になるのか?
あのサクラに強要されてもしなかった。
それくらい恥ずかしい。それをここで見せろと?出来るのか?いや!無理!出来ない!死んでも無理………まではいかないけど、出来れば遠慮したい!
「ミネアさん、他の罰にして貰えませんか?ハードルが高いです」
「僕にはハードルって、何か分からない。僕も恥ずかしいんだよ。だから、ね!とりあえず脱いで」
「とりあえず脱ぎません!とりあえずの使い方間違ってますよ?」
ミネアさんが不意にキスしてきた!
しかも、キスしながら僕の服を脱がす!おい!止めろ!
最後の砦、パンツは死守した。
だが、敵は手強い!気を抜けば殺られる!




