表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神様!お願いします!  作者: ハロ
四章 天国と地獄
50/80

49話 神様!ピンチはチャンスですか?

この話には、過去に寝取られた時のあらすじが少し書かれております。

それも受け付けない方は閲覧を中断、もしくは、しないを選択して下さい。


連載50回超えました。

最終は何話くらいになるのでしょうかね。

「あ、あ、あ、あ、ああああああ!!」


「ハオ!?落ち着いて!!」


ダメだ!

何をしても。一体ユフィお姉様は何をしたの!?ハオがこんなになるなんて・・・。誰を目の前にしても、動揺しないのに。


わたくしは腹が立ちました。

ハオをこんな目に合わせて!とりあえず落ち着せる為に、抱き寄せた。


「大丈夫、もう大丈夫ですわ。わたくしが居ます。ですから、安心して」


頭を撫で、子供をあやす様に優しく包み込む。震えている、そして怯えているのだ。それも尋常では無い程に。


ミネアとフローラがやって来た。

二人はタオルと着替えを用意していたのだ。ふと、視線をやると、やはりハオが心配な様でミネアは泣きそうな勢いだった。


「フローラ、何があったか詳しく聞いてきてくれませんか?」


「あ、は、はいですぅ」


「マチルダお嬢様、ハオは・・・」


「大丈夫です。もう寝ましたから」


泣きつかれ、安堵したのだろう。

わたくしは、ハオから離れた。名残惜しが、そうも言ってはいられない。ユフィお姉様にハオからの謝罪をさせなくてはならないからだ。


このままでは、謝罪処かまた繰り返す。

次は許しを得るのは無理だろう。とりあえず状況確認し、ハオから話を聞かなくてはならない。


「ハオがこんなに取り乱すなんて・・・」


「そうですね・・・度胸だけはあると思ってました」


フローラが戻り、兵士からの説明を受けた。

ユフィお姉様を見て、パニックに陥った。

ユフィお姉様が肩を触って、それから意識を失った。

ユフィお姉様が指示して、ここに運ばれた。


ユフィお姉様を見て、パニックになった理由は分からない。3か月も城に戻ってなかったのだ。接点は無いと思う。いや、ハオがここに来るまでに会っていたら?その時に酷い仕打ちをされたとしたら?証拠も確証も無い。たらればの話をしても仕方無い。


ユフィお姉様が肩を触ったから?

魔法の可能性はどうだろう?薬品を使った?でも、何の為に?目的もなくそんな事をする人では無い。


「やはりハオから説明を聞かないと、何もわかりませんね」


「困りました。ユフィお姉様がお怒りになっておられるのです」


「それは不味いですぅ」


「ハオの代わりに謝罪したのですが、その時、ハオが起きたのです。それでまたパニックになって・・・ハオからの謝罪を要求されました。それを断れば死刑だと」


「な!?それはあんまりではありませんか!」


「行かなければ死刑ですかぁ?」


「いえ、わたくしが頼めば死刑は免れるでしょう。ですが、ここに置いておく事は出来なくなるでしょう」


「そんなの無理だよ!またハオはパニックになりますよ!そしたら!そしたらぁ!ううああ!」


ミネアは泣いた。

フローラも釣られて泣いている。わたくしも泣きたい。でも、それは出来ないわ。だって、ここでわたくしもそうなれば、誰がハオを助けるのです?マチルダ・クロスロードの名に懸けて、このピンチを乗り切りますわ!!


「あっ・・・また気を失ったのか」


「ハオ!?大丈夫!?」


「ええ、マチルダ様。ご迷惑おかけしました」


「わたくしはハオに聞かねばなりません。ユフィお姉様との事を」


「ユフィお姉様?」


「もしかして、ご存知………無い??」


「あ、あの人ですか。名前は知りません」


「名前も知らない相手に………驚いた。何か嫌な事をされたのですか?」


「いえ!何もされてません!何も・・・」


「わたくしはハオの過去を知りません。宜しければ、そろそろ教えてくれても?」


「………はい。解りました」


最初にお付き合いした女性に瓜二つだった。だから驚いたのだ。その女性は浮気をしており、僕はそれでも好きだった。ある日、弟と浮気され絶望の果てに叩き落とされる。


心に大きな傷を抱えて、それを克服する事は出来なかった。だが、時間だけは過ぎて、10年を超えた事で、風化したのだ。怒りや憎しみ、悲しみは時間が解決してくれる。


「そうだったのですか。さぞ、辛かったですね」


「申し訳、御座いません」


「謝る事ではありません。この事をユフィお姉様にお話して、許しを得ましょう」


わたくしはハオを助けたい。

これを聞いてくだされば、ユフィお姉様もきっと解ってくださる!


「マチルダお姉様。やはりハオも連れて行かないと、ユフィ様も納得されないのでは?」


「またハオをあんな目に合わせたいのですか!!!」


「ひぃ!?ご、ごめんなさい!!」


「マチルダ様。ミネアの言う通りですぅ」


「フローラまで!?わたくしはもうあんなハオを見ておれません!何を言われても、わたくしは!わたくしは!!」


涙が出た。

こんなに悔しいのはいつぶりだろうか?こんなに切ないのは、この間のミネアがハオとキスした時だろうか。


誰も悪くない。

なのに、なのに!わたくしは無力だと思う。情けない!歯痒く思う。


「マチルダ様、僕行きます」


「え!?」「ハオ!?」


「それはなりません!」


「ケジメをつけたいんです。過去の自分に。もう逃げてはダメなんですよ。ユフィ様はサクラではありません。瓜二つの人物ですが、ユフィ様は浮気したり人を傷付けるお人では無いのでしょう?」


「ユフィお姉様は、その様な人間では御座いません。強く気高く、自分が手本となるお方です!」


「なら、行きましょう。マチルダお願いがあります」


「何ですか?わたくしに出来る事であれば?」


「あの、………一緒に付いて来て下さい………お願いします」


「うふふ♪いつもの照れ屋さんのハオに戻りましたわ!お願いされなくても、わたくしは側に居ますわ!離れません。絶対に」


ハオの過去を知った。

フローラとの行為を断ったのは、それが原因だったとは。まぁ、最後までしたのは許してあげましょう。魔法で動けませんでしたから。ミネアにもエッチは禁止した。なので、ここからわたくしの巻き返しですわ!ハオから絶対に求めさせてみせます!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ