46話 神様!異世界で童貞を奪われました!
わたくしは決意した。
ハオを誘惑しよう。でも、一人では無理がある。そこでフローラに夜這いせよと命じた。
もし、ハオがフローラを抱けば、わたくしに嘘を付いた事になる。やはりそれは重い罪だ。死で償なって貰わなくてはならない。
昨日、ハオとミネアが外に出て行った。
また恋人ごっこをするのだと思っていたのだ。しかし、それは間違いで、ハオとミネアはキスをした。それも何度も何度もだ。
ハオの話はいつも面白い。
興味をそそられる。今回の天の川の話もそうだ。共感出来る所、泣ける所、そして、幸せになる事。ストーリーがしっかりしており、この国には無いオリジナルの昔話なのだ。
わたくしにはこんな面白い話はしてくれない。だから、嫉妬していたのかも。それがキスがきっかけにより、わたくしの中で爆発した。
「何故、わたくしを選んでくださらないの?」
マチルダは涙を流す。
身分の違い、それが足枷となっているのか?ならば、捨ててもよいと思った。しかし、その後、どうやって生活していく?ハオに頼れば、それだけ重荷となる。それは嫌だ。
答えの無い答えを探す。
駆け落ちした先に、明るい未来は無いのだから。
トントン。
「こんばんは、フローラですぅ」
「どうぞ」
夜遅く、フローラさんが部屋に訪れた。
服装はいつものメイド服。夜這いか?と少し期待したが、僕にはそんな事は出来ない。何故ならばミネアさんがいるからだ。
少し前までなら、受け入れたかもしれない。だけど、キスまでしたんだ。これはもう付き合っているよね?僕だけそう思っているとかは嫌だなぁ。ミネアさんも僕の事を思ってくれていると思う。
口に出して言えば良かったか?
「好きです!付き合って下さい!」
今更、そんな事言えないよ!
顔が真っ赤になる。そういえばフローラさんは何の用件だろう?ふと、思った。
「・・・抱いて下さいぃ」
「え!?」
フローラさんは服を脱ぎ出す!
突然過ぎて、止める事が出来なかった!スカートも脱いで、後はパンツのみとなる。大きなメロンを両腕で隠し、頬を朱色に染めた。ロウソクの火がゆらゆらと揺れる。その光のコントラストがエロさを倍増させた。
「ふ、フローラさん、じ、冗談・・・ですよね?」
「私は本気です」
フローラさんが僕に迫る!
僕は後退りするしかなかった。女を辱しめる行為、それが抱かないだからである。
「フローラさん!何故こんな事をするのですか?」
「ハオさんがいけないのです」
「僕が何かしました?」
「あんな!あんな辱しめを与えて、よく言えますね!」
「フローラさん、もしかして、いつもの口調はわざと?」
「当たり前でしょ!どんくさいと思われる様にしていたのですから!それよりも、私のむ、胸を見たじゃないですか!どう責任を取ってくれるのです?」
そういえば薪割りの時に、モロに見てしまった。
フローラさんはかなり前の事を言っている。それは無効だ!と言えず、僕は黙り込む。
「もう、お嫁に行けません!ですから、貰って頂くしか方法はありません!分かりましたか?」
「よく分かりません」
「あ、あ、あんな事もしておいて!マッサージもしたじゃないですか!私は、私は・・・ハオさんを・・・」
僕は何も言い返せなかった。
フローラさんの胸をモロに見て、マッサージで辱しめた。それは言い逃れ出来ない事実なのだ。
どうすればいい?
ミネアさんとはキスしてしまった。責任はどう果たせば良いのか?
フローラさんが僕に近付く。
「ミネアには内緒にしますから」
悪魔が囁く。
僕は受け入れたら良いのか?快楽に身を預ければ………それは僕には無理な話をだ。弟に寝取られた記憶が甦る。そうだ。あんな事はもうごめんだ。やられたから、やっていいとは思えない。
「フローラさん、ごめんなさい」
僕はフローラさんを拒否した。
すると、フローラさんも分かっていたかの様に泣く。
「ふぇ!ぐすん。ハオさん、ごめんなさい」
「すいません」
僕にはそれしか言えなかった。
すると、泣き止んだフローラさんは魔法を唱え出す。ここで使う魔法って何?
「バインド ボルテージ!」
「ぐあ!?」
僕は魔法で体の動きを止められた!
フローラさんがゆっくりと、僕の服を脱がす!
「止めて!フローラ!?こんな事、ダメですよ!」
「ミネアには言いません。せめて、今日だけでも、私のモノになって下さい。勿論、マチルダ様にも秘密にします」
「そ、それ以上は!いけない!後悔しますよ!フローラさん!思い直して!まだ間に合います!」
「これは私が決めた事ですから」
僕はフローラさんに犯された。
一滴残らず、絞り取られたのだ。魔法が溶け、僕は何も出来ないでいた。ああ、この異世界でも童貞を手放してしまったのだと。




