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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
航海編
7/520

八日目

 なんにもない、順調な一日。

 あまり揺れなかったので、甲板掃除を見物した。海水を撒いてブラシでこするんだけど、すごく手際がいい。みるみる全体を洗い上げてゆく。

 ただ、海水なのでいまいちキリッとしないというか、なんか納得した洗い上がりって感じにはならない。それは人間も同じで、髪と言い肌といい潮風でペタペタする。お餞別に貰った「小技集」に、「汚れを払い落とす方法(洗濯から洗髪、洗顔のできない時に)」というのがのってたので、試してはみたのだけど、これも何かに納得できない感じがする。たしかにきれいにはなってるみたいなんだけど、「私はきれいになったぞ」みたいな実感に乏しい。贅沢なのはわかっているけど、仕上げの水は手桶いっぱいでもいいから蒸し風呂に入りたい。

 そう言えば肉が燻製肉と干し肉しか出なくなってきた。葉野菜ももうないみたいで、芋とか豆とかしか出ない。さらにはパンがカチカチだ。

 海には生野菜もないし、パン屋もない。船にパン焼き釜があったりもしない。わかっていたことだけど、結構大変だ。

 真水は貴重なので、掃除、洗濯、入浴などは海水になります。掃除はともかく洗濯と入浴はほとんどしません。

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