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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
航海編
30/520

三十四日目

 今日は静かな日だった。

 船酔いは相変わらずらしくて、船員がたまに酒と食事を運ぶ以外は新しい乗客の存在を忘れていられるぐらいだった。

 物売りの船も来なかったので久しぶりに洗濯の魔法陣について考えてみたりした。うまく表面の汚れだけ浮かせる方法があればいいんだけど。

 自分で調節するなら簡単なことなんだけどなあ。

 久しぶりにゆっくり中級魔術の本を開いてみる。

 私がもともと持っていた三冊の本は、魔術資格取得の参考書だ。中級魔術の本が一冊と、上級魔術の本が二冊。初級の本は故郷を出るときに人にあげてしまった。

 もう無意識にやってるようなことをきちんと本で読むのは、意外と大事なことだと思う。

 それやこれやで一日が過ぎてしまった。

 今日の夕食は鳥の燻製肉と卵と青菜のスープ。薄焼きパンにはチーズが挟んであった。

 ご飯も美味しいし、調べものはできたし、こういう日もいいなと思う。

 中級や上級魔術の参考書は羊皮紙で作られていますが、初級魔術の参考書に使われるのは、大抵紙製の写本です。

 紙製でも何人もが受け継いで、大切につかいます。

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