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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
航海編
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二十五日目

 昼前に島影が見えた。

 陸地を見るのはひさしぶりだったので、ちょっとうれしい。

 ここからは島伝いに目指す港に近づくそうだ。

 夕方、島から小舟が寄ってきた。新鮮な果物や野菜なんかを積んでいる。調理師がいくつか買い上げて、夕食に出た。

 見たことのない木の実をほっこりと焼いたものと、スープに入ったいい香りのする葉。薄焼きのパンらしきものには焼いた魚をほぐしたものが挟んである。

 とても美味しかった。

 特にホクホクした木の実とピリッと辛い味付けの魚は、すごく美味しかった。

 薄焼きのパンは屋台でもよく売っているそうで、果物の砂糖煮やカリッとした木の実を挟んだお菓子は、「ちょっと高いけどとても美味しい」のだとシージェイさんが教えてくれた。シージェイさんは今までに何度も船の旅をしたことがあるのだそうだ。

 船長の話では明後日には港に入れそうらしい。

神威までの道のりのまだ半ばだけれど、最初の港に付くのがとても楽しみだ。


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