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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
ザヴィータ編
186/520

百九十一日目

 ザヴィータへ向かう隊商に護衛として雇われることにした。荷車を五台もひいたかなり大きな隊商の主人に誘われたのだ。腕のたつのは揃えたけど、魔術師は一人しかいないからという話で、それならと言うことで話を決めた。

 もう一人の魔術師は三十前ぐらいの男だった。

 何度もザヴィータへの旅に同行したことがあるのだそうだけど、ここ何年かで急に揉め事が増えているのだそうだ。なので癒やしの術も使える魔術師が増えるのは助かると歓迎された。

 魔術師以外の用心棒だけで十人いるのは決して少ない方ではないけれど、盗賊も大人数だと襲ってくることはあるという。

 出発は明日だというので、今日は準備にあてた。

 晶屋の荷物の整頓をしていると、小さな対の晶鈴を見つけた。ルイが作ったのをもらったやつだったと思う。特に使い道もないので取ってあったのだけど、ちょっと思いついて三日月の頭絡の耳の近くにつけてやった。これ、対になってる方を揺らすともう一つから音がするのだ。片方の晶鈴は魔術師の輪に付けておいた。これで離れたところからでも簡単に合図が送れる。今まで見た感じだと三日月は魔術に結構敏感だから、術の方向もある程度なら追えると思う。放牧の時なんかに便利に使えるんじゃないかなあ。

 市場ももう一度回って、米を更に買い込んだ。ザヴィータ本国にはあまりないと聞いたので。

 夕食は餃子と炊き込んだご飯。 

 私はどうも、この組み合わせが好きみたい。

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