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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
ザヴィータ編
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百九十日目

 夜に突貫で作ったブラシもまたたく間に売り切れた。

 馬にかける情熱恐るべし。

 おかげでマントに散財した分が取り返せたのは助かったけど。

 午後は手が空いたので、三日月を放牧している間にマントに白糸で自分の刺繍を入れた。まだぐるり全部には入ってないけれど、まあコツコツやろうと思う。

 屋台があると夕飯が楽しくなるのはいいと思う。今日は雉の串焼きと揚げパンで夕食にした。夜はかなり冷えてきているので自分でお茶を入れたけど、お茶にミルクを入れられたのも市場のおかげだ。でも、そうはいってもずっとここにいるわけにもいかない。いつまでもあるものでもないのだし。

 市場できいてもここからはザヴィータに気をつけろと言われる。そもそも女一人旅というのは珍しいらしくて、結構目立っているようだ。ただ、魔術師の輪を見てもからかってくるような者はまずいない。

 こうして考えると、ラジャラスの三馬鹿は本当に馬鹿だったんだなあ。普通、どんな魔術を使うかも分からない相手に無駄に喧嘩売ったりしないよねえ。萩の御方のご苦労がしのばれる。今頃どうしておいでだろう。

 神威は今頃どうなっているだろう。

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