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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
ザヴィータ編
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百八十九日目

 最初、櫛だけ並べてみたのだけど余り受けないみたいなので、馬用のブラシを買ってきて、魔法陣をつけて売ってみたら、すごく当たった。揉めないように元のブラシの売り手のおじさんには、細工して売るつもりなのを話しておくのも忘れなかった。

 それにしても、従兄弟や叔父を見ていてもいつも思っていたんだけど、男の人というのは何故ここまで馬にこだわるんだろう。奥さんのお土産に水なしで髪をきれいにできる櫛っていうより、簡単にきれいに泥を落とせる馬ブラシの方が圧倒的に受けが良かった。しかもブラシの方が高いのに。

 いつぞやまつりにもらった馬の尾の毛の束を泥で汚して、まだ湿っているうちにブラシで簡単にきれいにして見せた時の食いつきは本当にすごかった。

 突貫で作ったブラシ二十本はまたたく間に売り切れてしまった。

 あ、でも塔の男子組はそうでもないような気もするし、遊牧生活をしてるって枕はつけたほうがいいのかも。

 櫛もほとんど売り切ったので、細工に使えそうなブラシと櫛を仕入れた。

 夕飯は屋台の餃子と炊き込みご飯ですませた。炊き込みご飯はお肉が少なかったけど、出汁がよくきいて美味しかった。

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