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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
ザヴィータ編
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百八十八日目

 朝から市場で揚げ饅頭を食べたら、ちょっと重かった。

 なのでとりあえず三日月を放牧に連れて行った。市場周りの草は結構食べられてしまっていたので、ちょっと離れた場所で草を食べさせた。それでついでに腹ごなしもしてから、市場に買い物に戻った。

 絶対に補充したかったのは米で、煌の長い形の物しかなかったのでそれを買った。

 今日買った中で一番高かったのは、裏にウサギの毛皮を張ったマントで表地はしっかりした毛織の布になっている。フードがついていて膝まで長さがあるので、かなりしっかりと暖かい。古着だったので値段もわりに安くてすんだ。黒い表地には赤茶色の糸で鳥の模様が刺繍されている。売っていたのは不用品らしい衣類や道具を広げていた男だったので、その男の家から出た不要な古着のようだった。

 別の店で糸も少し買った。

 このあたりの刺繍は龍の島と違ってかなり図案化されている。煌でも結構写実的な刺繍は見かけたけど、この市場では商品だけでなく人の着衣にも見かけなかった。

 リカドの刺繍もかなり図案化されているけれど、このあたりの刺繍はもっと直線的な感じだ。マントの鳥の刺繍も三角が並んでいるみたいだし。

 誰でも店を出せるらしいとわかったので、明日の出店の権利を買ってみた。一番安い権利なので銀貨三枚。

 作りためた櫛を売ってみようと思う。

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