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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
ザヴィータ編
182/520

百八十七日目

 なんとか日暮れ前に市場につくことができた。

 たしかに規模の大きな市場で、穀物や日用品だけでなく家畜の売買も行っているようだった。

 市場の周りには多くの天幕が張られ、冬営地のようだ。私も適当な場所に天幕を張り、三日月をつないだ。

 屋台も出ていて、鶏や羊の串焼きや肉を炊き込んだご飯、揚げパンに肉の入った揚げ饅頭。小麦をこねた皮で肉や野菜の餡を包んだのをスープで煮込んだ水餃子とかいうもの。

 この餃子と言うのは見た目はかなりリカドの包み焼きに似ている。揚げるならともかく茹でるというのはリカドでは見たことがないけれど。食べてみるとにんにくとネギの風味がかなり強い。具が全部微塵切りにされて混ぜ合わせた餡になっているのも特徴的で、リカドでだとパテにちょっと似ている。パテはこんなにいろんなものを混ぜないし、裏ごししたりもするけど。

 今日は買い食いだけにして、早めに天幕に戻った。日が暮れるとお酒を飲む人が増えるので、女子の私としては居辛い。道を急いだので疲れているし、三日月とお茶を飲んだら早めに寝ようと思う。

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