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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
航海編
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二十二日目

 船の方向転換は、なんとかうまく行ったけど、私の魔術が意図通り働いたとはいえなかった。あれなら下手に風を弄るより、船体を短時間外からの影響力から出来るだけ切り離した方が良かったかもしれない。風の影響の範囲を帆だけでなく海面にも広げていくらか船体を押して方向転換を助けたのだけど、ものすごくくたびれた。船室のベッドに倒れ込んで、目が覚めたら夕方だった。結局ほとんど一日寝てしまったらしい。考えてみると船室のベッドで寝たのは初めてだ。

 船長はうまく方向転換できたからと、約束通りの報酬を払ってくれた。私が得意な「大技」ではあることだし、次があったらもっと手際よくこなしたい。

 夕食は干した海藻と、干した魚と、干した茸のスープと、茹でた芋だった。料理人はとても工夫してくれているし、味は悪くないんだけど、できれば芋と豆と干し茸以外の野菜が食べたい。

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