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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
ザヴィータ編
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百八十二日目

 草原を進んでいると、実家に戻ったような気持ちになることがある。三日月はなかなか賢い馬で、こちらの意向をくむのがうまい。だから背中で考え事をしてしまうことも多くて、そんなときにふと我に返ると、自分がどこにいるのか混乱する。

 熱を出して寝込んだとき、私は多分夢を見ていた。でも、その内容がまるで思い出せない。夢を見ていたということを思い出したのさえ、昨日の玉藻さまの夢を見たあとだ。

 あれは多分大切な夢で、しかもそれが必要となるまで思いさせないような夢であるように思う。

 そういえば、明日は感謝祭だ。

 去年は女子部のみんなにサポートしてもらって、沢山の光の花を咲かせた。国王陛下もまだお加減が良くて、バルコニーから拍手を送ってくださった。とても誇らしかったのを覚えている。

 今年はどんなふうになるんだろう。刺繍をしてるって言ってたけど、刺繍で何をするんだろう。

 ちょっと、かなり、物凄く、気になる。

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