174/520
百七十九日目
昨日と今日は、三日月も単に放してやっただけで、ひたすら寝ていた。それで夕方になってやっと熱が下がってきた。熱が下がると急にお腹がすいてきて、雑炊を作ることにした。
いつも通り干した貝とか魚とか海藻とか野菜とかを適当に放り込んで米と一緒に煮て、今回は味付けは塩にして納豆を添えて食べることにした。
干物というのはどれでもよくだしが出るので、ちょっと塩を足しただけでもおいしい。さらに納豆のしょっぱさと酸味がよく合う。
実家でも調子の悪いときに具だくさんのスープを作ってもらったりしたけれど、雑炊はそれよりあっさりして、しかも食べている感じがするのがいい。
雑炊を食べてから三日月にブラシをかけてやった。
ごめんね、放りっぱなしにして。
顔をすり寄せて来るのがすごく可愛い。
とりあえず早めに寝て、明日どうするかは起きてから考えよう。