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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
煌編
162/520

百六十七日目

 今日は月毛を連れて、冬営地の長のところにお礼と天幕の相談に行った。

 何と小ぶりな天幕なら長のところに余っているという。しかも邪魔になっているからという理由でただで譲ってくれた。三本の支柱で立てる簡単なもので、月毛が何とか入れる程度の広さしかないけれど、私は全然構わない。

 作り方を習って、自分一人で設営と撤収を行えるように練習した。素材はともかく構造は煌よりもリカドの天幕に近いように思われたので聞いてみると、やはり昔、旅の異国人から聞いた話をもとに作ったものだと言う。

 「おもしろがって若い頃はたまに使ってたんだが、もう長いこと放りっぱなしで邪魔になってたからなあ。引き取ってくれると助かるよ。」

 こちらこそ本当に助かった。天幕なんて多分売ってないだろうから、作るとなったらおおごとだったもの。

 準備もおおかた整ったので、夕食の席で近々出立することを話した。明日は食料や消耗品の買い出しに行こうと思う。


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