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百六十日目
今日は街道整備の続きをした。
整備の終わった場所はあのぐらいの雨ならなんでもない。そこは自信があったのだけど、やっぱり整備前の部分には土の流れた跡がついていた。
待ち時間には今日は櫛だけじゃなく腕輪を作った。
前に菊野と玉を取り替えた時に、糸を切ったままになっていたからだ。
菊野にもらった聖白銀の針金に順番に珠を通してゆく。菊野の珠を加えた腕輪は、前よりも不思議に暖かな香りがした。
夕食を終えてから昨日の続きを写した。
読みにくい字も多いので魔術を使っても結構手間だ。ただ、写しながら読む楽しみはある。今日面白かったのは月光糖の使い方だった。なんでも試してみるものだなあとは思うけど、自分でやれる自信はないなあ。




