表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
煌編
144/520

百四十九日目

 お嬢様の熱も下がり雨もやんだので、都へ向けて出発した。ちょっと急げば今日中に着くらしいけど、お嬢様の体調もまだ本調子ではないので、急がずに明日の到着の予定だ。

 そんなわけなので今日はまだ空の青いうちに宿についた。

 さすがにわざわざ私が手配しなくても、お嬢様には粥が出てくる。あとは黄色い漬物と青菜の塩炒め、蒸し鶏を裂いたのと、川エビと青い豆の炒め物。

 私とふじさんも同じ料理のご相伴にあずかったけれど、どれも結構さっぱりしている。面白かったのは黄色い漬物で、お嬢様とふじさんに言わせれば、それは筍なのだそうだ。食べてみると塩がきいて、コリコリした食感が心地よい。

 季節が違うというので神威で食べそびれた筍を、こんなところで食べられるとは思っていなかった。

 明日はゆるゆる進んでも昼には都に着くそうだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ