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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
煌編
141/520

百四十六日目

 これからはもう都までひたすら平地を行くそうだ。もっとも都まではもう遠くない。今日と明日宿を取れば、次の日にはもう着くそうだ。

 山を越えてから食べ物の味が変わってきた。今まではどちらかというとさっぱりした味付けが多かったのが、こってりとした料理が増え、肉が豚と羊になった。お嬢様としてはせめて鶏の、できるだけさっぱりした料理が望ましいのだけど、そんなものはほとんどない。

 さらには粥の類が消えて、麺や蒸しパンになった。肉をこってり煮込んだのを、ネギを添えて蒸しパンに挟んだのは美味しかったけど、お嬢様向きではない。

 パンよりはまだ麺の方が食べやすいようだけど、これもたいして食は進まなかった。全体に脂が多すぎてすぐ満腹になる上に、ちょっとお腹も壊しがちになっているみたい。

 とりあえず胃薬を飲ませているけれど、これはもう、少しづつ慣れるより仕方ないと思う。

 

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