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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
龍の島 街道編
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百二十五日目

 疲れた。

 本当に疲れた。

 別にそこまで上位者として礼を尽くされたいなんて思ってないんだけど。

 他人に教えられる程の術者ってわけでもない。だって上級魔術師ったって新米なんだもの。

 でも、私のここでの呼び名は「先生」だ。

 そして、この塔の魔術師の誰よりも若い。だって一番年の近い魔術師が十歳年上なんだもの。

 一番の年長者なんてうちのおじいちゃんより年が上。

 その人たちに敬語を使われて先生とか言われるのだ。

 いたたまれないというか、落ち着かないというか。

 こういうのって、どうすればいいんだろう。

 それですごくくたびれた。くたびれ果てた。今初めて、本当に切実にリリカスの塔が恋しい。

 明日もこんな調子なのかなあ。

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