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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
龍の島 街道編
116/520

百二十一日目

 昨日よりは深く眠れていたみたい。目が覚めるともう明るかった。外を覗くと丁度出発しようというところで、船員が太い綱を岸から手繰り寄せていた。

 昨日のうちに買っておいた海老と茹でた芋で朝食にする。

 もらったお湯で蓬茶を入れている内に、他の二人も起き出したので、みんなで芋と海老の朝食を食べた。塩だけの味付けだけじゃ飽きるかと思って納豆も少し出すと、珍しがって喜んでくれた。納豆はこの辺ではまだあまり普及してないらしい。

 田兵衛さんも吾作さんも、船には荷物を積んでるそうで、むしろ荷物のついでに乗ってるようなものなのだそうだ。

 私のように旅そのものが目的の人間は、女じゃなくても珍しい。

 朝から曇っていたけれどそのうち雨が降り出した。静かな雨で、特に風も強くないので航海に影響はなくって、日が暮れてすぐに龍の顎についた。

 今晩は船に泊まって、明日の朝、吾作さんと吾作さんの家に向かう。

 夕食は小海老と野菜の汁に餅を入れた雑煮を買って食べた。

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