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リリカシア=アジャ-アズライアの日記  作者: 真夜中 緒
龍の島 街道編
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百七日目

 雨がやんだ。

 今にも降りそうに曇っているけどとりあえず降ってはいない。

 降らないうちに少しでも進もうと、急いで身支度をした。朝食はパンとチーズをそのままかじって済ませた。

 誰の心も同じようで、街道は早朝から混んでいた。

 今にも降り出しそうだった空のわりには、一度ぱらっと降っただけで雲の隙間から光がさして、曇ってはいてもそこそこのお天気になった。

 湿った地面からじわっと湿気が上がってくるのは不快だが、とりあえず雨よりは歩きやすい。

 ただ、湿気が強いところに温度が上がってきたので、汗をかくのはどうしようもない。途中の水場で手拭いを濡らして、出来るだけ汗を拭きながらあるく。風があまりないのも辛かった。

 三十三番の茶屋で休憩を取った。

 瓜の四つ割があったのでそれを頼んだ。

 甘みがあって汁気がたっぷりの瓜はこんな時にはご馳走だ。

 他の客もみんな瓜に舌鼓を打っていた。

 今日は結局三十七番まで歩いた。

 足元が悪かったせいか、暑さが堪えたのか結構くたびれた。今日は足にしっかりと湿布をして休もうと思う。

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