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セイバー・サイバー   作者: 島 圭
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第1話 絶望の淵から

この作品は絶望の間際から這い上がろうとする主人公が幸せを掴むために冒険を繰り広げるストーリーです。

今はただ、それしか言えません。

「あぁ...もう僕はもう疲れた。」


僕の名前は荒木有(あらき ある)高校一年生。

なんでこんな事言ってるかって?そう、大きくまとめると虐めを受けている。

なぜこうなったか。まずそこからだよね。

小・中学校はずっとオンラインゲームの毎日を送っていた。今よりは落ち着いた生活だった。本当にあの時に戻りたい。

そんなときだ、両親が離婚した。そこで引っ越すことになり僕は田舎から都会へ。ちなみに母について行くことになった。

まぁここからは分かるでしょう?転校してうまくいく奴といかない奴がいる。そう。それが世の中ってやつさ。

クラスメイトの男子グループは僕をトイレに閉じ込めたりパシリをさせたり階段から落とされた。だけど僕は何も言わなかった。きっといつか地獄へ落ちる日が来る。そう信じていたからだ。だが神様は意地悪なもんで僕を助けてくれないようだ…まあそんな感じだ。

そろそろ神様を殴りに行こうと思っている。

風が冷たい。ここから落ちたら絶対に死ぬだろう。けどいいさ僕には何も残っていない。

今まで会った人。さようなら。

「おい。少年。私に全てを託してみないか…?」

「えっ…」

そこに居たのは黒髪のロングヘアーの年上っぽい女性例えるなら黒いチューリップかな…じゃなくて!!おいおいおいこんな所になんで人が!?しかも可愛い…じゃなくてなんで…!?

「君。自殺するつもりでしょう。まぁ大体行動からして分かるよ。」

「いつから居たんですか…?」

おかしい。絶対おかしい。

「君を橋の下で見かけた時さ、他の人間とは違う目をしていた。」

やっぱあるんだなぁ死ぬ前の人の目ってさぁ…そういえば何か言ってたな。全てを託す気はないか…?何を言ってるんだ?可愛いけど厨二病とかそこら辺の人なのか?

「あの…さっきの話は?」

「おぉ興味があったかここじゃなんだカフェにでも行こうか。」

「ええぇ!?普通今から死のうとしてる人にカフェのお誘いなんてしますかぁぁあ!?」

なんだこの人は…美しいがド天然入なのか…?まぁいい。中途半端な決心だったんだ…とりあえず話だけでも聞きたい。僕は興味を明らかに持っていた。

「わかりました…もしかして新手の詐欺じゃないですよね。」

「仮にそうだとしても今から死のうとしている人に詐欺なんてすると思う?」

たしかに…そんな気力のない人に何か言っても無駄だろう…現にカフェのお誘いでここにいる1人が釣られているけどね。

「よし!決まりだな!それでは向かおうか。」

彼女はにっこり微笑んで嬉しそうに言った。僕は何も考えずに足を動かす。

この時は何も考えていなかった。これから幸せを掴むための様々な冒険(ゲーム)が始まろうしていることに…。


2話へ

セイバー・サイバーいかがだったでしょうか?

あれ?全然サイバーじゃないじゃん!というお方もいると思います

2話から急に世界が変わるので見どころです!

これから主人公アルがどんな成長を遂げていくのか…そしてあの女性はどんな人物なのか…2話で明らかになるでしょう…

どうぞ、2話も是非ご覧ください!

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