人物一覧
○主人公
アルマ・シュヴァイツァー
……1915年4月12日出生。
高等部三回生。騎士団序列ⅩⅢ。魔術師の名家シュヴァイツァー家の一員ながら、魔術の才を持たない少女。陰険で嫉妬深い。
ハイン・シュヴェーグラー
……高等部一回生。騎士団序列Ⅴ。自分や兄、友人たちを辱めた男に復讐するべく、新たにヴェーヴェルスブルク騎士団に加入した少年。
マグダ・ヴィトゲンシュタイン
……高等部一回生。とある女学校に通っていたが、売春が発覚し転校する羽目になる。豪放磊落な性格の持ち主。
フラン・オルブリヒト
……1917年6月7日出生。
アルマの義妹。彼女とは対照的に、魔術の才に優れる。帝国市民および極右団体の監視を目的とした組織『蛇狩り』へ内定している。寮ではマグダと同室。
ヘルガ・ヴィルシュテッター
……2002年4月20日出生。
他の人物とは異なる世界に住む女子大生。
○ホリゾントキュステの住人
リ―ゼ・ヴィルケ……アルマ付の家庭教師だった女性。現在は大学部に籍を置く。
クルト・バヴィエール
……1918年7月17日出生。
ハインの寮での同居人。
イシュタル
……もと浮浪児の少女。現在ではマグダが面倒をみている
ジークフリート
……アルマがカールによって託された精巧なビスクドールに宿った霊魂。断片的な記憶しか持ち合わせていないらしい。
モニカ・マレブランシェ
……1917年8月6日出生。
フランの友人。共和国系帝国人。
○ヴェーヴェルスブルク十三騎士団≪ゲシュペンスト・パラディヌス≫
カッサンドラ・シュタウフェンベルク
……騎士団序列”Ⅰ”。円卓に集う騎士たちは相互に対等な立場であるが、彼女のみが唯一の例外にある。勇者ヘレネと瓜二つの外見を持つ女性。
カール・クレヴィング
……主人公たちの前に姿を現す不可解な人物。騎士団序列Ⅵ。
ディートリヒ・ガーデルマン
……1915年12月25日出生。
長身の美丈夫。先天的な魔術のセンスは妹に劣るが、地力は並みの術士を凌ぐ。騎士団序列Ⅱ。
ベルンハルデ・ヘンシェル
……1917年10月29日出生。
高等部一回生。ディートリヒの妹。入試主席で入学したホリゾントの最優秀生徒。騎士団序列Ⅲ。寡黙な性格だが、実の兄を誰よりも慕う。
ヴァルター・ブフナー
……1897年10月29日出生。
眼鏡をかけたエルフの男性。騎士団序列Ⅳ。新入りのハインには何かと便宜を図る。
エミリア・ハルトマン
……1832年4月19日出生。
小柄なハーフエルフの少女。騎士団序列Ⅶ。性格は粗野で粗暴だが、ハインの入団にいち早く興味を示した一人。
エドゥアルド・ブロッホ
……1872年1月30日出生。
オークの血を引く筋骨隆々の男。騎士団序列Ⅷ。冷静沈着で、行動を共にするエミリアの諌め役でもある。
アガーテ・オレンブルク
……1915年1月6日出生。
半人半馬の温和な少女。騎士団序列Ⅹ。極東に位置する皇国の血を引く。
グレゴール・フルーク……ハインを強姦し、その友人や兄を連れ去った男。元騎士団序列Ⅴ。除名された彼の序列にハインが補充された。
ヘンリエッタ・シュナウファー
……1869年11月9日出生。
痩身の少女。プラチナブロンドをはじめ、全身が純銀といえるほど色白。騎士団序列Ⅺ。吃音の気がある。
レギーナ・アンデルセン
……強力な能力の持ち主である事以外、ハインには知らされていない。騎士団序列Ⅸ。
※騎士団序列Ⅻは空席。また、名誉団員としてチタニア・ヴィッテルスバッハが列席。
○白の大隊
チタニア・シァルロッテ・リヒャルト・フォン・ヴィッテルスバッハ
……1857年1月11日出生。
『白の大隊』の首魁。東西戦争の英雄である聖ヘレネの実娘。ヴェーヴェルスブルク騎士団名誉団員。
べリンダ・ヴィッテルスバッハ
………1870年1月13日出生。
チタニアの長女。多夫多妻、聖ヘレネを万人の統括者としている白の大隊で育った子らしく、外界の常識に著しく欠ける。姉妹の中では比較的冷静な性格。
ウンブリエル・ヴィッテルスバッハ
……1870年1月13日出生。
チタニアの次女。べリンダとの双子。リヒャルト・ヴァイルブルクを父に持つ。父の性格を継いだのか神経質で、ベリンダに依存している。
ミランダ・ヴィッテルスバッハ
……1875年3月15日出生。
チタニアの三女。ロザリンドと共に竜の形質を強く有している。四姉妹の中では一際奔放な快楽主義者。リントヴルムを父に持つ。
ロザリンド・ヴィッテルスバッハ
……1879年6月13日出生。
チタニアの四女。筋肉質で骨太。大雑把な楽観主義者。アルバス・ドラゴンを父に持つ。
ルイーゼ・フォン・ヴァイルブルク
……1601年11月11日出生。
モントインゼル公国侯妃。聖ヘレネと共に戦ったエルフの英雄リヒャルトの妹。
ゴットハルト・ブロンベルク
……1874年5月5日出生。
東帝国国家保安省武装警察中佐。アルマやフランにとっては叔父にあたる人物。
リントヴルム
……ガッリア・ベルギガの古竜。聖ヘレネと共に子を為した逸話を持つ。
アルバス
……ブリタニアの神殿を守護していた古竜。現在ではチタニアと行動を共にしている。
○勇者
オリガ・ニコラエヴナ・ユスポヴァ
……1847年3月23日出生。
東西戦争前後、勇者の血族の一人『雷帝』として戦った経歴を持つ。齢七十をゆうに越えているが、外見は十代半ばのまま。
アミル・カルカヴァン=エレシュキガル
……東西戦争の折、勇者ラウラとともに人魔の垣根を越えて戦争終結に尽力した当時の『魔王』。ラウラの死後は自国で大統領職、次いで外相職に就いていた。
ヘレネ・ゲルトルート・フォン・ヴィッテルスバッハ
……類まれなるカリスマ性を以て自由大陸同盟《FCA》を率い、帝国に君臨した勇者の一人。戦後発生したキャメロット事変において死亡している。
マリアンヌ・クレア・フォン・ヴィッテルスバッハ
……ヴィッテルスバッハ家の長女。ヘレネの姉。
○そのほか
アルトゥール・シュヴァイツァー
……アルマ、フランの兄。シュヴァイツァー家の次期当主として期待されたが、突如消息を絶つ。
マルティン・シュヴェーグラー
……ハインの兄であり唯一の肉親。フルークと共に姿を消した。
ゼフィール・ヤコヴレヴナ・ダヴィドヴァ
……ハインの同級生だった少女。フルークに拉致され、ハルヴァやサモアールと共に彼の前から去った。
サモアール・プーシキナ
……ハインの同級生だった少女。
ハルヴァ・アダイェフスカヤ
……ハインの同級生だった少女。
カーシャ・ベルジャーエヴァ
……ハインの同級生だった少女。フルーク追撃を阻止すべく顛生具現を発動させたが、エミリアによって殺害された。