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ちいさな もり と わるだくみ


彼の考えた方法は強奪。

アンダーゲートは交易と行商が盛んな町であり、一日に最低でも一回は大きな馬車の列が通るからだ。

しかし問題もあった。

森から馬車の列が通る道まで少し遠くゴブリンを助けたときのようにタイミングを見計らう事は出来そうもない。

これは出来る限り最高のタイミングで物事を動かそうとしている彼にとってはかなりの頭痛の種になった。


ゴブリンを使うことも考えたが、彼らは弱すぎる

おそらく数を揃えて馬車の列に突っ込んでも端から撃退される姿が目に浮かぶ。

何故これほどまでに弱いゴブリン達が大きな国を持ち、人族を圧巻していたかというと、ゴブリンの国の傍にある鉱山から供給される鉄を使って武器や防具を作って武装出来ていたこと。

ゴブリン族の中に絶対的な象徴として魔王と呼べるほどに強い固体が存在したこと。

そして数。圧倒的な数が居たこと。

こういった事が合わさって強大な国を形成できていたのだ。

だが今のゴブリンに残っているのは数のみであり、武器は精々その辺の木の枝を握れるようにしただけの簡素な棍棒のようなものだけだ。

戦力として期待は一切出来ない。


彼はしばらく悩み、そして思いつく。

ならば、陽動には使えるのではないだろうか?

この森に誘い込んでもらえばいい。

森に入れてしまえばこちらのものだ


この森は私の領域なのだから

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