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永い17年 

作者: 真解努

なんか、書きたかった

私はまだ学生だ。


生を受けてまだ17年。


しかし、17年だけだとしても私にとっては振り返れば永いものだった。


私は死にかけたことが2度あった。


一度目は、生まれるとき羊水で溺れて死にかけた。


二度目は、無気肺という病気で呼吸困難に陥り、ついでと言わんばかりに盲腸炎まで発病した。


死神に早く戻って来いと言わんばかりである。


それだけではない、私にとって人生の道しるべともいえる、ある背中を13の頃に失ったのだ。


それからというものの、失ったショックと絶望で、重度の鬱になった。


ただ、沈黙しているだけではなかった、あれやこれやと考えに考えを巡らせわからないことを次々と己の答えを出していった。


なんとか鬱から立ち直り学校生活を送るようになると、自分の経験を話せるようになった。


大概の人は、大変だったねとか、つらかったねなどのねぎらいの言葉しか還ってこない。


当たり前と言えば当たり前だが…


しかし、とある人にこれを話すと、青年期がバッサリと無くなってそのまま成人期に入ったんではないかと言われた。


周りの学生とのなんらかしらの溝を感じてはないかとも…


その台詞で独りになりやすいのか、ほかの学生とは何かしら違うのか…と思うようになった。


それから、独りになりがちな私は小説を書くという逃避行動をとるようになり、今に至る。

公開はしている

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