後書き
2019.5.2
このエッセイが初めて世に送り出されたのは2013年の2月です。
その頃の僕はエッセイジャンルの作品を読むのにハマっていて、中でも小説の書き方指南を読むのが好きでした。そして色々と読んでいるうちに、自分でも何か書いてみたいなという思いが日に日に強くなっていったのです。
どうせ書くなら自分の得意なジャンルについて書こう。
そうして出来上がったのが本作です。
バトルの書き方~その戦いに力はあるか!?~
傲慢なタイトルですよね、実に偉そうです。そして当時の自分が持っていた前のめりな気持ちが顕著に表れています。
連載当初はそこまで人気にならないだろうと考えていました。一定の需要はあるだろうが、こんな素人の殴り書きなんかを読んでくれる人は多くないだろう、と。
ところが蓋を開けてみると毎日ポイントが伸びまくり、意外なほどあっさりと1000ポイントを突破していました。当時はポイント評価システムやPVなんかを気にしていなかったのでランキングがどうであったかはよくわからないのですが、恐らくエッセイジャンルの上位にいたのでしょう。
そこから数年間のブランクが開くわけですが、ポイントの上昇は更新停止してからも続き、現在では6000点を超えています。エッセイとしては十分人気作といえるのではないでしょうか。
ここまで本作が支持された理由はやはり、同種のテーマの作品が一切存在しない、というところにあるのでしょう。
なろうで人気作を書くならばジャンルはファンタジー、内容は異世界転生もの、この流れは今でも変わりません。このジャンルを書くのであればまず戦闘シーンは避けては通れないと思います。
そこで実際に書き始めるに当たり参考になるエッセイを読みたい、と思う方も多いのでしょう。あるいは書いている最中にいよいよ描写に困った、とかいう方も。
今回、このエッセイの全面的な改稿に踏み切ったのはいくつか理由があります。
1つめは、さすがに放置している期間が長く内容として不十分な個所が目立ってきたため。
2つめは、ダラダラと連載を続けるよりもスパッと切り上げて、完成した作品として置いておきたいと考えたから。
3つめは、この機を逃せば二度と本格的な修正作業は行えないだろうと判断したから。
読者に対して誠実でありたい、その為には今までの内容では十分とは言えない。という訳でGW期間中を利用し一気に全体に手を加え、本日めでたく完成と相成りました。
これでもまだ、いろいろと不足があるかと思いますが、一応完結ということにします。
今後なにか有益な情報を思いついたら、その時は追加するかもしれません。
最後に、本作がもっともっと良い内容になるために、読者の皆様からの感想もどしどしお送りください。
僕の自論が間違っているなと思われた方、是非、あなたの方法論をお教えください。熱い議論の中からよりよい書き方を模索していきましょう。
自身の書いた戦闘シーンに不安や不満のある方、ご相談ください。僕でよければお話を伺いましょう。
本作が完結しても、僕の戦闘シーンに懸ける情熱は衰えません。
ここからは連載小説のほうでどんどん新しい方法論なんかも模索していこうと思っています。
お時間ありましたら、そちらにもお付き合いください。
戦闘シーンがお好きな方なら、退屈はさせません。
さて、後書きはこのあたりで十分でしょう。
名残惜しいですがこれにて筆を置こうと思います。
最後の最後は、この言葉で締めさせてください。
本作の存在する、その意義について。
このエッセイは小説家になろうに投稿されている60万以上の作品達の中でただ一つの、戦闘描写のみに特化した包括的な書き方指南です。
長きに渡るご愛顧、また多くのブックマーク、評価ポイント、ご感想、全てに感謝します。
本当に、ありがとうございました。