前書き
バトルの書き方~その戦いに力はあるか!?~
どうもみなさん、Kei.ThaWestと申します。
なろうの隅っこの方でさほど大衆受けしない小説を書いている者です。
序文として、まずはこのエッセイがどういう趣旨のものか、なろう内においてどういう立ち位置にあるものか、を端的に書き出しておきましょう。
このエッセイはなろうに投稿されている60万以上の作品達の中でただ一つの、戦闘描写についての包括的な書き方指南を主目的とする作品です。
連載を開始した2013年以降、数年間に渡る長期休載がありながらもじわじわとポイントを積み上げ、現時点では6000pt以上の評価を頂いております。
これほど多くの方からブックマークや評価を頂けるのはひとえに、上記のように、このエッセイを除いて他に同種の作品がサイト内に一切存在しないからでしょう。
戦闘描写は書くために特殊な技術が必要となる分野です。
しかし、それを具体的に指導するような内容の書籍は少なくとも僕は見たことがありませんし、なろうにおいてもそのような内容の作品が投稿されていた記憶はありません。
無ければ自分で書けばいいじゃないか、と思い立って連載をスタートさせたところ予想外の反響に自分自身たいへん驚いたのを覚えております。
高い需要がありながら供給がこれまで全く無かった分野。
そこを狙い撃ちした結果、本作はエッセイジャンルにおいて今や定番商品の一つとなっている、と僕は思っています。エースコックのワンタンメンみたいなものだと考えてください。考えなくてもいいです。
しかしながら自分自身手探りで書き進めていった内容であり、書かれた時期も古いために、現在では全く役に立たなかったり戯言以下の内容だったりする箇所も目立ってきました。
僕自身、作品のクオリティの低い個所を何とかしたいなと思いが強まっており、どこかで全体の構成を見直し大幅な修正を加えようと考えておりました。
そこでこの度、本作の全部の箇所に手を加え、完成版として皆様にお届けしようと思った次第であります。
とにかく、戦闘描写の基礎的な部分や基本的な考え方を、可能な限り具体的に、簡潔に。
中でも僕が特に気を付けたのは、書き方指南の作品においてよくある“とにかくたくさん書いて経験を積むこと”や“普段からいろんな物事に触れ見識を広めておくこと”などといった中長期的視点に基づく指導を最小限とし、今すぐ、読んだ直後の文章から、いきなり戦闘描写のレベルが数段アップするような超実践的な内容を、という点です。
本当にそんなこと可能なんですか?
なんてお思いでしょう。
断言します。
可能です。
かの宮本武蔵や喜納治五郎のように、理論に基づいた具体的な内容を記述することで、素人であっても一定水準までは必ず辿り着けます。
少なくとも僕自身は、こういう理屈を頭に思い描きながら自分なりに努力を重ねた結果、まぁそれなりには戦闘描写を書けるようになってきたと感じています。
あなたの書く戦いには“力”はありますか!?
これは、ひたすらにバトルだけを書き、その方法論を高め続けた僕が披露する、“超”バトル描写指南です。
どうか、ほんの一匙でもあなたのバトルに華を添えられたら、幸いです。
読者の皆様からのブックマーク、応援ポイント、感想、レビュー等は作者にとって大きな原動力となります。
また本作は戦闘描写を書き慣れていない作者様を対象にしたエッセイであり、より多くの作者の目に触れること(ランキングに載ること)に意味があると言えます。
ですのでどうか、本作をお読みになって何か得られるものがありましたら是非とも、ブックマークや応援ポイントをお願いいたします。
読者の皆様、そして悩める作者の皆様からのアクションの一つ一つが、僕にとっては力になります。
何卒、よろしくお願い申し上げます。